PostgreSQL Plus 管理者ガイド
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第4章 異常時の対処

4.1 ディスク障害からのリカバリ

データベース格納ディスク、およびバックアップ格納ディスクに障害が発生した場合に、ディスク障害が発生する前の状態にデータベースを復旧します。

データベース格納ディスク、バックアップ格納ディスクともに、復旧の手順に変わりはありません。

復旧作業は、以下の手順で行います。


データベースの復旧後は、バックアップを実行することを推奨します。バックアップを実行することでバックアップデータが最適化されるため、復旧時間の短縮につながります。


PostgreSQL Plus Administratorによるリカバ

  1. インスタンスの停止

    PostgreSQL Plus Administrator > 【インスタンスの操作】 > 【インスタンスの起動・停止】画面でインスタンスを停止します。インスタンスが停止しない場合はOSを停止してください。

    手順2以降の作業は、新しいディスクを準備してから行ってください。

  2. ディスクの交換とファイルシステムの再作成

    この操作は、スーパユーザ(root)で行います。

    1. 障害が発生したディスクを交換します。
    2. 障害が発生する前と同じ名前で、ファイルシステムを再作成します。
       
  3. ディスクを指定して復旧を実行

    PostgreSQL Plus Administrator > 【インスタンスの操作】 > 【インスタンスの復旧】画面の「ディスクの復旧」で復旧するディスクを選択し、【復旧】ボタンをクリックします。【復旧】ボタンをクリックすると、画面に「復旧中」と表示されます。

    データベース格納ディスクを復旧した場合は、復旧完了後にインスタンスの起動を確認するダイアログボックスが表示されます。【OK】ボタンをクリックし、インスタンスを起動してください。その後、データベースの運用を再開してください。

サーバアプリケーションによるリカバ

サーバアプリケーションによるリカバリを行う場合は、以下の操作をしてください。

サーバアプリケーションを実行するまでの手順は、“PostgreSQL Plus Administratorによるリカバリ”の手順2までと同様です。当該記述を参照して操作してください。

サーバアプリケーションの詳細は、“リファレンス”の“pgx_rcvall”または“pgx_dmpall”を参照してください。


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