PostgreSQL Plus 管理者ガイド
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第4章 異常時の対処

4.2 データ破壊からのリカバリ

誤った操作でデータを更新した場合などに、データが更新される前の状態にデータベースを復旧します。

復旧作業は、以下の手順で行います。


データベースの復旧後は、バックアップを実行することを推奨します。バックアップを実行することでバックアップデータが最適化されるため、復旧時間の短縮につながります。

PostgreSQL Plus Administratorによるリカバリ

  1. インスタンスの停止

    PostgreSQL Plus Administrator > 【インスタンスの操作】 > 【インスタンスの起動・停止】画面でインスタンスを停止します。インスタンスが停止しない場合は、OSを停止してください。

  2. 復旧時点の特定

    業務ログまたはシステムログの内容を元に、データが破壊される前の日時を特定します。

  3. 復旧時点を指定して復旧を実行

    PostgreSQL Plus Administrator > 【インスタンスの操作】 > 【インスタンスの復旧】画面で「復旧する時点」を指定し、【復旧】ボタンをクリックします。

    「復旧する時点」の「日時」には、「データの復旧」の「最後にバックアップされた日時」以降の日時を指定してください。

    処理の終了後、インスタンスの起動を確認するダイアログボックスが表示されるので、【OK】ボタンをクリックし、インスタンスを起動します。

    必要に応じて、指定した復旧時点から誤った操作を行うまでのトランザクション処理を再度実行したうえで、データベースの運用を再開してください。

サーバアプリケーションによるリカバリ

サーバアプリケーションによるリカバリを行う場合は、以下の操作をしてください。

サーバアプリケーションを実行するまでの手順は、“PostgreSQL Plus Administratorによるリカバリ”の手順2までと同様です。当該記述を参照して操作してください。

サーバアプリケーションの詳細は、“リファレンス”の“pgx_rcvall”を参照してください。


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