PostgreSQL Plus リファレンス |
目次 索引 |
第1章 サーバアプリケーション |
pgx_dmpall - データベース格納ディレクトリ、テーブル空間および構成ファイルのバックアップ
pgx_dmpall [-D datadir] [-c] [-f config_file] |
データベース格納ディレクトリ、テーブル空間、および構成ファイルをバックアップします。バックアップデータの格納先は、インスタンス作成時に指定したバックアップ格納ディレクトリです。また、バックアップの正常終了時に不要な保管済みWALを削除します。
-D datadir
データベース格納ディレクトリを指定します。
省略時は、環境変数 PGDATA が有効となります。
-c
構成ファイルのみをバックアップします。構成ファイルは以下の3ファイルです。
- postgresql.confファイル(postgresql.conf)
- ホストベース認証用ファイル(pg_hba.conf)
- ident認証用構成ファイル(pg_ident.conf)
なお、postgresql.confのincludeなど、外部参照が設定されている場合は、参照先のファイルもバックアップします。
-f config_file
構成ファイルpostgresql.confを指定します。postgresql.confファイルのdata_directoryパラメタに設定したデータベース格納ディレクトリと構成ファイルを、異なるディレクトリで運用している場合に設定します。
PGDATA
データベース格納ディレクトリを指定します。-Dオプションを使用して上書きすることができます。
0:正常終了
0以外:異常終了
コマンドの実行には、以下のことに注意してください。
以下は、データベース格納ディレクトリ、テーブル空間および構成ファイルをバックアップする例です。このとき、バックアップにより不要になった保管済みWALも破棄されます。
C:\> pgx_dmpall |
$ pgx_dmpall |
目次 索引 |