PostgreSQL Plus 管理者ガイド
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第2章 PostgreSQL Plusの運用までの流れ> 2.4 旧バージョンからの移行

2.4.2 PostgreSQL Plusのアップグレードインストール

ここでは、インスタンスの資産の移行手順について説明します。

  1. インスタンスの定義情報の退避

    インスタンスの定義情報の退避は、CD-ROMからpgx_exportコマンドを実行して行います。
    まず、スーパユーザ(root)でCD-ROMのマウントを行ってください。

    ここでは、CD-ROMのマウントポイントを /mnt/cdrom としています。お使いのLinuxの環境に応じて、/media/cdrom や /media/cdrecorder などに置き換えてください。

    # mount /mnt/cdrom

    マウントした後に、インスタンス管理者ユーザ(postgres)でpgx_exportコマンドを実行してください。

    $ cd /mnt/cdrom/backuptool
    $ ./pgx_export postgres /PlusExport/postgres

    備考:第1引数の“postgres”は、PostgreSQL Plus Setupで指定したインスタンス名を指定します。pgx_exportコマンドについての詳細は、“リファレンス”を参照してください。

  2. アンセットアップ

    2.2 アンセットアップ手順”を参照して、インスタンスを削除します。

  3. アップグレードインストール

    以下のとおりコマンドを入力して、新しいバージョンのPostgreSQL Plusをインストールします。インストールはスーパユーザ(root)で実行してください。

    ここでは、CD-ROMのマウントポイントを /mnt/cdrom としています。お使いのLinuxの環境に応じて、/media/cdrom や /media/cdrecorder などに置き換えてください。

    # mount /mnt/cdrom
    # cd /mnt/cdrom
    # sh ./install.sh

    インストールが正常に終了すると、/usr/local/pgsqlplusに製品がインストールされます。

  4. インスタンスの再定義

    インスタンスの再定義は、CD-ROMからpgx_importコマンドを実行して行います。

    pgx_importコマンドは、インスタンス管理者ユーザ(postgres)で実行してください。

    実行後、インスタンス管理者のデータベースシステムのパスワードを入力してください。

    $ cd /mnt/cdrom/backuptool
    $ ./pgx_import /PlusExport/postgres
    データベースシステムにインスタンス管理者を登録します。
    パスワードを入力してください。
    PASSWORD:

    pgx_importコマンドについての詳細は、“リファレンス”を参照してください。


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