PowerGres Plus では、データファイルの破損を見つけると、処理を中断してエラーを報告し、データの破損が広がるのを防ぐことができます。
PowerGres Plus では、pgx_dmpall、pgx_rcvall と呼ばれるコマンドが用意されており、コマンドでのバックアップ、リカバリも簡単に行えます。 さらに GUI 管理ツールを使えばボタン一つでバックアップ、リカバリを行えます。
PowerGres Plus V9.1 では、業界標準の強力な暗号化アルゴリズム AES を用いて、データベースに格納するデータはもちろん、バックアップデータやトランザクションログ、一時ファイルまで暗号化できます。データは自動的に暗号化、復号されるため、アプリケーションが暗号化を意識する必要はありません。
また、Intel Xeon プロセッサの 5600 番台以降に搭載された AES-NI 命令で、暗号化と復号のオーバヘッドを最小限に減らすことができます。 暗号化してもデータが増えることはありません。
PowerGres Plus V9.1 では PowerGres V9.1 の特徴もそのまま引き継いでいます。PowerGres V9.1 の特徴については PowerGres V9.1 製品紹介のページ も合わせてご覧ください。
PowerGres Plus V9.1 では、PostgreSQL 9.1 がベースになったことで、レプリケーションを標準で使えるようになりました。
レスポンスが早い代わりにデータが失われるおそれのある非同期レプリケーションと、フェイルオーバ時にデータが失われない代わりにレスポンスがやや劣る同期レプリケーションを選ぶことができます。
PowerGres Plus V9.1 では、サイレントインストールを標準で行えるようになりました (Windows 版のみ)。 パッケージへの組み込みでユーザに意識させずにインストールするときなどに便利です。
PowerGres Plus V9.1 のベースとなる PostgreSQL 9.1 には、同期レプリケーションのほかにも多くの機能が追加されています。
そのほかの PostgreSQL 9.1 の変更点については PostgreSQL 9.1 に関する技術情報 をご覧ください。