PowerGres Plus V10, V13 の特定のバージョンにおいてスタンバイサーバのデータが欠落する不具合について
2024年4月5日 公開 2024年4月23日 更新
概要
特定の操作においてスタンバイサーバでデータが欠落する可能性があります。
データの欠落後はその後のデータが矛盾しない限り、ストリーミングレプリケーションは継続します。
対象バージョン
- PowerGres Plus V10 Update 19, Update 23
- PowerGres Plus V13 Update 10
※いずれも Windows 版, Linux 版共通
発生条件
データの欠落が生じる可能性があるのは以下の操作です。
- スタンバイサーバの再起動(停止後に起動しても同様)
- スタンバイサーバに対して pg_basebackup を実行(pg_backup_start/pg_backup_stopも同様)
一時的な回避策
発生条件の操作を行わない以外にデータの欠落を確実に防ぐ回避手段はありません。
また、データの欠落の発生後にそれが発生したことを直接確認する方法もありません。データが欠落しているかどうかはデータ行数など実際のデータ内容からご確認ください。
データの欠落が生じた場合、スタンバイサーバを再構築してください。
修正バージョンリリース予定時期
2024年6月下旬
なお、V10 , V13 ともに修正バージョンをリリースいたします。
修正バージョンの入手はリリース後にサポートシステムから行えます。