ソフトウェアのインストール数に応じたライセンスです。 サポートサービスの場合には、対象のソフトウェアのインストール数をカウントします。
インストールライセンスが適用されるおもな製品、サービスは以下のとおりです。
- PowerGres on Windows 製品
- PowerGres on Linux 製品
- PowerGres Plus 製品
- PowerGres on Windows サポートサービス
- PowerGres on Linux サポートサービス
- PowerGres Plus サポートサービス (PowerGres Plus V13 以降)
インストール数は、物理サーバ、仮想環境、クラウド環境に係わらず、ソフトウェアのインストールを行うサーバ数をカウントします。
物理サーバの場合
1 台の物理サーバにソフトウェアをインストールする場合には、サーバ数が 1 台となるため、1 インストールライセンスが必要となります。
必要なライセンス数:
サーバ数 = = 1
物理サーバの CPU 数がいくつであっても必要なライセンス数は同じです。
仮想環境の場合
2 台の仮想サーバにそれぞれソフトウェアをインストールする場合には、サーバ数が 2 台となるため、2 インストールライセンスが必要となります。
必要なライセンス数:
サーバ数 = + = 2
物理サーバの CPU 数や仮想サーバに割り当てた仮想 CPU 数がいくつであっても必要なライセンス数は同じです。
クラウド環境の場合
クラウド環境上の 1 台の仮想サーバにソフトウェアをインストールする場合には、サーバ数が 1 台となるため、1 インストールライセンスが必要となります。
必要なライセンス数:
サーバ数 = = 1
仮想サーバに割り当てた仮想 CPU 数がいくつであっても必要なライセンス数は同じです。
ソフトウェアのインストール先のサーバの CPU 数に応じたライセンスです。 サポートサービスの場合には、対象のソフトウェアのインストール先のサーバの CPU 数をカウントします。
CPU ライセンスが適用されるおもな製品、サービスは以下のとおりです。
- PowerGres Plus サポートサービス (PowerGres Plus V10 以前)
CPU 数は、物理サーバの場合、仮想・クラウド環境で CPU ソケットあたりのコア数が分かる場合、分からない場合によってカウント方法が異なります。
物理サーバの場合
物理サーバの場合には、CPU コア数に係わらず、CPU が搭載された CPU ソケット数をカウントします。
CPU 数 = CPU ソケット数
2 個のデュアルコア (2 コア) CPU をもつサーバにソフトウェアをインストールする場合には、CPU ソケット数が 2 個となるため、2CPU ライセンスが必要となります。
必要なライセンス数:
CPU ソケット数 = + = 2
CPU コア数がいくつであっても必要なライセンス数は同じです。
仮想・クラウド環境で CPU ソケットあたりのコア数が分かる場合
仮想環境やプライベートクラウドなど、CPU ソケットあたりのコア数が分かる場合には、仮想サーバに割り当てた仮想 CPU 数に仮想環境の CPU コア係数を乗じてカウントします。
仮想環境の CPU コア係数は 1 / CPU ソケットあたりのコア数 となります。
CPU 数 = |
仮想 CPU 数 |
CPU ソケットあたりのコア数 |
(端数切り上げ)
4 個のクアッドコア (4 コア) CPU をもつ物理サーバ上で仮想サーバを動作させ、仮想サーバに仮想 CPU を 4 個割り当てた場合には、仮想 CPU / CPU ソケットあたりのコア数 = 4 / 4 = 1 個となるため、1CPU ライセンスが必要となります。
必要なライセンス数:
仮想 CPU 数 / CPU ソケットあたりのコア数
= ( + + + ) /
= 4 / 4 = 1
仮想・クラウド環境で CPU ソケットあたりのコア数が分からない場合
パブリッククラウドなど、CPU ソケットあたりのコア数が分からない場合には、仮想サーバに割り当てた仮想 CPU 数にクラウド環境の CPU コア係数を乗じてカウントします。
クラウド環境の CPU コア係数は 0.5 となります。
CPU 数 = 仮想 CPU 数 × 0.5
(端数切り上げ)
仮想・クラウド環境上の仮想サーバに仮想 CPU を 4 個割り当てた場合には、仮想 CPU 数 × 0.5 = 4 × 0.5 = 2 個となるため、2CPU ライセンスが必要となります。
必要なライセンス数:
仮想 CPU 数 × 0.5
= ( + + + ) × 0.5
= 4 × 0.5 = 2
物理サーバの CPU 数がいくつであっても必要なライセンス数は同じです。
HA クラスタ構成やコールドスタンバイ構成などの待機系サーバにもライセンスが必要となります。 PowerGres をインストールしてプログラムが実行できる状態となっているサーバはすべてライセンスの対象となります。
アクティブ・スタンバイ型の HA クラスタ構成では、インストールライセンスの場合には、サーバ数が稼動系サーバと待機系サーバの 2 台となるため、2 インストールライセンスが必要となります。
CPU ライセンスの場合には、稼動系サーバと待機系サーバの CPU 数をそれぞれカウントする必要があります。
仮想・クラウド環境における PowerGres の動作に対してサポートサービスを提供します。
なお、仮想・クラウド環境に固有の問題である可能性がある場合には、物理サーバにおける再現確認をお客様にご協力いただく場合があります。
仮想・クラウド環境に起因する問題については解決策、回避方法を提供できない場合があります。
仮想・クラウド環境への導入にあたっては事前に動作検証を行うことを推奨します。
60 日間無償で使用いただける評価版は PowerGres ダウンロード からダウンロードいただけます。