routines ビューには現在のデータベース内のすべての関数があります。 表示される関数は、現在のユーザが(所有者であるとか何らかの権限を持っているなどの方法で)アクセスできるものだけです。
表 32-24. routines の列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
specific_catalog | sql_identifier | 関数を持つデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
specific_schema | sql_identifier | 関数を持つスキーマの名前です。 |
specific_name | sql_identifier | 関数の"仕様名称"です。 これは、その関数の実際の名前がオーバーロードされていたとしても、スキーマ内の関数を一意に識別する名前です。 仕様名称の書式は定義されておらず、特定の関数名の他のインスタンスと比較するためにのみ使用されます。 |
routine_catalog | sql_identifier | 関数を持つデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
routine_schema | sql_identifier | 関数を持つスキーマの名前です。 |
routine_name | sql_identifier | 関数の名前です。(オーバーロードされている場合重複することがあります。) |
routine_type | character_data | 常にFUNCTIONです。 (将来他の関数種類が含まれる可能性があります。) |
module_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
module_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
module_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
udt_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
udt_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
udt_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
data_type | character_data | 関数の戻り値が組み込み型の場合、そのデータ型です。 何らかの配列の場合はARRAYです。 (この場合は、element_types ビューを参照して下さい。) さもなくば、USER-DEFINEDです。 (この場合、その型はtype_udt_nameと関連する列によって識別されます。) |
character_maximum_length | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
character_octet_length | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
character_set_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
character_set_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
character_set_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
numeric_precision | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
numeric_precision_radix | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
numeric_scale | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
datetime_precision | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
interval_type | character_data | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
interval_precision | character_data | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
type_udt_catalog | sql_identifier | 関数の戻り値のデータ型が定義されたデータベースの名前です。 (常に現在のデータベースです。) |
type_udt_schema | sql_identifier | 関数の戻り値のデータ型が定義されたスキーマの名前です。 |
type_udt_name | sql_identifier | 関数の戻り値のデータ型の名前です。 |
scope_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
scope_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
scope_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
maximum_cardinality | cardinal_number | 常にNULLです。PostgreSQLではこの情報は戻り値のデータ型に当てはまりません。 |
dtd_identifier | sql_identifier | この関数に属するデータ型記述子中で一意な、関数の戻り値のデータ型のデータ型記述子の識別子です。 これは主に、そうした識別子の他のインスタンスと結合する際に有用です。 (識別子の書式仕様は定義されておらず、将来のバージョンで同じままであるという保証もありません。) |
routine_body | character_data | 関数がSQL関数ならば、SQL、さもなくば EXTERNALです。 |
routine_definition | character_data | 関数のソーステキストです。 (現在のユーザがその関数の所有者でなければNULLです。) (標準SQLに従うと、routine_bodyがSQLの場合にのみ適用されます。しかし、PostgreSQLでは、関数が作成された時に指定されたソーステキストが常に含まれます。) |
external_name | character_data | 関数がC関数の場合、関数の外部名(リンクシンボル)、さもなくば、NULLです。 (これはroutine_definitionで示した値と同じになるように動作します。) |
external_language | character_data | その関数を作成した言語です。 |
parameter_style | character_data | 常にGENERALです。 (標準SQLでは他のパラメータ様式も定義していますが、これらはPostgreSQLでは使用できません。) |
is_deterministic | character_data | 関数が不変である(標準SQLでは決定性があると呼びます)と宣言されている場合、YES、さもなくばNOです。 (情報スキーマ経由ではPostgreSQLで使用できる他の揮発レベルを問い合わせることはできません。) |
sql_data_access | character_data | 常に、関数がSQLデータを変更することができることを意味するMODIFIESです。 この情報はPostgreSQLでは有用ではありません。 |
is_null_call | character_data | その関数の引数のいずれかがNULLの場合に、自動的にNULLを返す場合はYES、さもなくば、NOです。 |
sql_path | character_data | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
schema_level_routine | character_data | 常にYESです。 (この反対はユーザ定義の種類による方法となります。これはPostgreSQLでは使用できない機能です。) |
max_dynamic_result_sets | cardinal_number | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
is_user_defined_cast | character_data | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
is_implicitly_invocable | character_data | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
security_type | character_data | 関数が現在のユーザの権限で稼働する場合、INVOKERです。 関数が定義したユーザの権限で稼働する場合、DEFINERです。 |
to_sql_specific_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
to_sql_specific_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
to_sql_specific_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
as_locator | character_data | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |