routine_privilegesビューは、現在のユーザに与えられた権限、あるいは、現在のユーザによって関数に与えられた権限を全て識別します。 関数、権限投与者、権限受領者の組合せ毎に1行あります。 グループに与えられた権限は、role_routine_grants内で識別されます。
表 32-23. routine_privileges の列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
grantor | sql_identifier | 権限を与えたユーザの名前です。 |
grantee | sql_identifier | 権限が与えられたユーザ、もしくは、グループの名前です。 |
specific_catalog | sql_identifier | 関数を持つデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
specific_schema | sql_identifier | 関数を持つスキーマの名前です。 |
specific_name | sql_identifier | 関数の"仕様名称"です。 詳細は項32.26を参照してください。 |
routine_catalog | sql_identifier | 関数を持つデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
routine_schema | sql_identifier | 関数を持つスキーマの名前です。 |
routine_name | sql_identifier | 関数の名前です。(オーバーロードされている場合は重複する場合があります。) |
privilege_type | character_data | 常に EXECUTEです。 (関数用の唯一の権限です。) |
is_grantable | character_data | 権限が付与可能な場合YES です。さもなくば NO です。 |
grantee列に、ユーザとグループの区別がないことに注意してください。 同じ名前のユーザとグループがあると、残念ながらそれらを区別することができません。 今後のバージョンのPostgreSQLでは、おそらく同じ名前のユーザとグループを持つことができなくなります。