domainsビューには、現在のデータベースで定義された全てのドメインが含まれます。
表 32-13. domains の列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
domain_catalog | sql_identifier | ドメインを持つデータベースの名前です。 (常に現在のデータベースです。) |
domain_schema | sql_identifier | ドメインを持つスキーマの名前です。 |
domain_name | sql_identifier | ドメインの名前です。 |
data_type | character_data | 組み込み型の場合は、ドメインのデータ型、何らかの配列の場合はARRAYです。 (後者の場合はelement_typesビューを参照してください。) さもなくば、USER-DEFINEDです。 (この場合、その型はudt_nameと関連する列で識別されます。) |
character_maximum_length | cardinal_number | ドメインが、文字もしくはビット文字列型の場合、宣言された最大長です。 他のデータ型、あるいは、最大長の宣言がない場合はNULLです。 |
character_octet_length | cardinal_number | ドメインが文字型の場合、1つのデータの可能最大長をオクテット(バイト)で示します。 (これはPostgreSQLユーザにはあまり関心はありません。) 他のデータ型の場合はNULLです。 |
character_set_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
character_set_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
character_set_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
collation_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
numeric_precision | cardinal_number | ドメインが数値型の場合、この列は、その型の(宣言された、もしくは、暗黙的な)精度を持ちます。 この精度は有効桁数を示すものです。 numeric_precision_radix 列が示す通り、10進数(10を基)でも2進数(2を基)でも表現することができます。 他の全てのデータ型では、この列はNULLです。 |
numeric_precision_radix | cardinal_number | ドメインが数値型の場合、この列は、numeric_precision と numeric_scale で表現されるその列の値の基数がどちらかかを示します。 2もしくは10の値となります。 他の全てのデータ型では、この列はNULLです。 |
numeric_scale | cardinal_number | ドメインが高精度数値型の場合、この列は、その型の(宣言された、もしくは、暗黙的な)位取りを持ちます。 位取りは、小数点より右側の有効桁数を示すものです。 |
datetime_precision | cardinal_number | ドメインが日付、時刻、時間間隔型の場合、宣言された精度です。 他の全てのデータ型、あるいは、精度が宣言されていない場合はNULLです。 |
interval_type | character_data | 未実装です。 |
interval_precision | character_data | 未実装です。 |
domain_default | character_data | ドメインのデフォルト式です。 |
udt_catalog | sql_identifier | ドメインデータ型を定義したデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
udt_schema | sql_identifier | ドメインデータ型を定義したスキーマの名前です。 |
udt_name | sql_identifier | ドメインデータ型の名前です。 |
scope_catalog | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
scope_schema | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
scope_name | sql_identifier | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
maximum_cardinality | cardinal_number | 常にNULLです。 PostgreSQLでは常に配列の最大次数に制限が無いからです。 |
dtd_identifier | sql_identifier | そのドメインに属するデータ型記述子間で一意な、データ型記述子の識別子です。 (ドメインには1つのデータ型記述子しかありませんのでこれは些細なものです。) これは主に、こうした識別子の他のインスタンスを結合する時に有用です。 (識別子の書式の仕様は定義されておらず、将来のバージョンでそのまま維持されるかどうかも保証されません。) |