インタビューにご協力いただいたのは市場開拓チーム チームリーダー 福田力様です。
※ 文章内ではSRAと表記されているところがありますが、現在、ここに記載されている製品、サービスは SRA OSS の取り扱いとなっております。
松下電器出資のハイホーブロードバンドシステムズ様は、インターネットシステムに特化したソリューション事業を中心としたビジネスを展開しています。 また、企画から構築、運用まで一貫したサービスを提供しています。
インターネットシステムを中心としたシステム開発を行っています。 私たちのビジネスでは、「早い・安い」を求められていると感じます。 「早い」に関しては技術力やノウハウなどいわゆる私達の腕次第だと考えていますが、「安い」の部分を実現するのはなかなか困難です。 そんな中でソフトウェアの費用を抑えることのできるオープンソースソフトウェアには非常に魅力を感じます。 複雑化するシステム構築ではハードウェアやソフトウェアなどのシステム基盤の費用を低く抑え、よりビジネスロジックに注力しトータルで「安い」を実現することが重要であると考えます。 また、インターネットシステムの中で特にコンテンツサービスなどはスモールスタートでビジネスを立ち上げることが必須なので、オープンソースは強い味方です。
もちろん「安い」だけではいけません。 インターネットシステムでは、お客様からはシステムで利用するソフトウェアについて指定されることが少く、何を使うのかではなく、必要な機能を限られた予算で実現するを望まれています。 お客様のご要望を十分に聞いた上で、用途、規模、予算に応じて適切なソフトウェアを提案しています。
PostgreSQLは、オープンソースのデータベースでありながら、トランザクションなどの機能を備えているため、ビジネスロジックが複雑なものに対しても利用できるため、2002年頃から多くの場面で利用しています。
PostgreSQLはオープンソースのデータベースでありながらも、データベースとして必要な機能は十分に備わっていますし、安定性からみてもまったく問題ないと考えています。 さらにSRAさんのおかげもあり、日本語の情報が豊富ですしサポート体制もしっかりしていますので、ソフトウェアの価値というだけでなく、使いやすい環境が整っていると思います。
次のようなシステムにおいてPostgreSQLを利用しています。
PostgreSQLとの組み合わせで利用するAPIはインターネットアプリケーションということもあり、PHP、Javaが主流です。 一部Perlを使っているものもあります。 言語の選択は開発者の好みによるところが大きいですが、小規模から中規模程度であれば生産性の高いPHPを利用するのがよいと感じています。 大規模な場合やシステムの拡張性を考慮しなければならないときにはJavaを選択することが多いです。
SRAのPostgreSQL/PowerGresサポート&保守サービスはLinux保守と合わせて2004年から利用しています。 すでに運用しているシステムに対して入りました。 導入、構築、運用までひととおりの技術は自社内でカバーできますので、大きな問題が発生した場合にプロフェッショナルなサポートを提供いただけるエスカレーション先と考えています。 今のところ大きな問題にもあたっていないので、実はあまり利用していません。
しかしながら問題がないのはよいことですし、何かあった場合には対応していただけるところがあるというのはとても心強いです。 そういう意味では「保険」のようなものと考えています。 商用のデータベースを利用していて問題が起きたときに、ベンダーに確認したが解決できないないというケースもあると思います。 そんな場合にはベンダーからの調査結果や回答をお客様に説明し、回避する仕組みを追加したり運用方法で回避することで解決することが多いと思います。 オープンソースでも同じで、その製品に精通したプロフェッショナルな企業がバックエンドで控えていて、すばやく調査・解析を行い対策が取れるという体制が重要であると考えています。
株式会社ハイホーブロードバンドシステムズ
本社: 大阪市中央区高麗橋1丁目6番8号 高麗橋和幸ビル
東京事務所: 東京都中央区京橋2丁目13番10号 京橋MIDビル
https://hi-ho.jp/