はじめに
PowerGres Manager とは
PowerGres Manager は、PowerGres を管理するためのツールです。
Powergres Manager では、PowerGres の起動・停止のほか、各種設定ファイルの変更、データベースやロールの登録・削除、VACUUM、データベース容量の確認など、PowerGres の管理が容易に行えるようになっています。
インストールが完了した後、データベースをセットアップするには、本マニュアルの「基本的な使い方」の「サービス開始までの流れ」にお進みください。
また、本マニュアルの中で「PostgreSQL ドキュメント」に言及している部分がございます。 PowerGres は PostgreSQL をベースとしており、サーバ動作の詳細については、これを参照いただく必要があります。
Windows であれば、スタートメニューから「PowerGres91」の「PostgreSQL ドキュメント」を選択して参照することができます。 Linux であれば powergres91-docs パッケージに含まれる HTML ドキュメントを参照ください。 また、インターネットに接続している場合には、以下の URL から参照することもできます。
- PostgreSQL ドキュメント
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http://www.sraoss.co.jp/PostgreSQL/Manual/document/9.1/html/
- スクリーンショットについて
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このマニュアルで使われているスクリーンショットは Windows 7 のものですが、他の Windows や Linux でも画面構成は基本的に同じです。
仕様・制限事項
PowerGres on Windows、PowerGres on Linux 共通
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サーバを登録する際に指定したポート番号を変更するには、サーバを再登録する必要があります。
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サーバを登録する際に指定したポート番号が他のアプリケーションによって使用されている場合、サービスの起動に失敗します。 異なるポート番号を指定してサーバを再登録してください。
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設定 (postgresql.conf、pg_hba.conf) の編集では、有効でない値を設定したとしてもその場ではチェックされないケースがあります。 その場合は、サービスの起動に失敗します。 設定値を修正して、再度サービスを起動してください。
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ユーザ (ロール) にパスワードを設定せず、認証方法を trust としている場合であっても、データベースへの接続が必要な操作を行う際には、パスワードの入力を求めるダイアログが表示されます。 その場合にはパスワードを入力せずに「OK」ボタンを押してください。
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リモートのサーバを管理する際には、設定 (設定ファイルの編集)、サービス (サービスの起動・停止など)、PITR、システム情報の収集といった機能を使用することができません。
PowerGres on Windows のみ
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データベースクラスタの作成は Administrator グループに所属していないユーザで行うように作られています。 データベースクラスタを作成する際にユーザを入力するダイアログが表示されるので、Administrator グループに所属していないユーザを指定してください。
PowerGres on Linux のみ
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管理ツールを使用するには GLib や GTK+ などのライブラリ、X Window System があらかじめインストールされている必要があります。