はじめに
PowerGres Manager は、PowerGres を管理するためのツールです。
Powergres Manager では、PowerGresの起動・停止のほか、各種設定ファイルの変更、データベースやロールの登録・削除、VACUUM、データベース容量の確認など、PowerGres の管理が容易に行えるようになっています。
インストールが完了した後、データベースをセットアップするには、本マニュアルの「基本的な使い方 - 2.サービス開始までの流れ」にお進みください。
また、本マニュアルの中で「PostgreSQLドキュメント」に言及している部分がございます。PowerGres は PostgreSQL をベースとしており、サーバ動作の詳細については、これを参照いただく必要があります。Windowsであれば、スタートメニューから「PowerGres7」「ドキュメント」を選択して参照することができます。Linux であればブラウザで /usr/share/doc/powergres7-docs-7.7.0/html-ja 以下にあるHTMLドキュメントを参照ください。本段落のリンクはインストール後であれば機能します。ただし、Windowsの場合にはデフォルトのインストール先を前提としたURLとなっていますので、リンクが機能しない場合には、スタートメニューから参照してください。
スクリーンショットについて
このマニュアルで使われているスクリーンショットは Windows Vista のものですが、
他の Windows や Linux でも画面構成は基本的に同じです。
PowerGres on Windows、PowerGres on Linux 共通
- サーバを登録する際に指定したポート番号を変更するには、サーバを再登録する必要があります。
- サーバを登録する際に指定したポート番号が他のアプリケーションによって使用されている場合、サービスの起動に失敗します。
異なるポート番号を指定してサーバを再登録してください。
- 設定 (postgresql.conf、pg_hba.conf) の編集では、有効でない値を設定したとしてもその場ではチェックされないケースがあります。その場合は、サービスの起動に失敗します。設定値を修正して、再度サービスを起動してください。
- ユーザ(ロール)にパスワードを設定せず、認証方法をtrustとしている場合であっても、データベースへの接続が必要な操作を行う際には、パスワードの入力を求めるダイアログが表示されます。
その場合にはパスワードを入力せずに『OK』ボタンを押してください。
- リモートのサーバを管理する際には、設定 (設定ファイルの編集)、サービス (サービスの起動・停止など)、PITR、システム情報の収集といった機能を使用することができません。
PowerGres on Windows のみ
- データベースクラスタの作成は Administrator グループに所属していないユーザで行うように作られています。
データベースクラスタを作成する際にユーザを入力するダイアログが表示されるので、Administrator グループに所属していないユーザを指定してください。
PowerGres on Linux のみ
- 管理ツールを使用するには GLib や GTK+ などのライブラリ、X Window System があらかじめインストールされている必要があります。
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