基本的な使い方

1 画面構成

管理ツールの画面構成は以下のとおりです。 画面をクリックすると説明が表示されます。 管理ツールの起動は PowerGres on Windows と PowerGres on Linux では手順が異なります。詳細については「起動/終了」の「1. 起動」を参照してください。

画面イメージ


メニュー

データベースサーバの登録・削除、ライセンス情報の確認などを行うことができます。

ファイル サーバを登録 データベースサーバを管理ツールに登録し、管理できるようにします。 また、データベースクラスタの作成もここから行います。
サーバを削除 ツリーメニューで選択しているデータベースサーバを管理ツールから削除し、登録を解除します。
終了 管理ツールを終了します。
ヘルプ ユーザサポート用のシステム情報を収集 登録されているデータベース全てから、ユーザサポート用のシステム情報を収集します。
PowerGres管理ツールマニュアル Webブラウザでインストールされている本マニュアルを表示します。Windows版では既定のブラウザ、Linux版では firefox を使用します。
ライセンス情報 管理ツールのバージョンや登録されたライセンスキーに関する情報を表示します。 また、評価版から製品版に移行する際には、ここからライセンスキーを登録します。

サーバ管理ツリーメニュー

データベースサーバを管理するためのツリーメニューが、登録したサーバごとに表示されます。 メニューはサーバを登録していないと表示されません。

ツリーメニューのトップノードには、サーバ登録時に指定したラベル (サービス名)、ホスト名、ポート番号が表示されており、行頭のアイコンが緑色であればサービスが稼働中、赤色であれば停止中であることを表します。

サービス稼働中 サービス停止中
画面イメージ 画面イメージ

ツリーメニューのノードを展開するとサブメニューが表示され、メニューを選択するとそれに対応した画面が「サーバ管理画面」に表示されます。

設定 設定ファイル (postgresql.conf、pg_hba.conf) を編集します。
サービス データベースサービスの開始・停止などを行います。 また、PowerGres on Windows では Windows サービスへの登録・解除もここから行います。
オブジェクト データベースオブジェクト (データベース、ロール、スキーマ) を操作します。
バックアップ/リストア pg_dump、pg_dumpall コマンドによってデータベースのバックアップ、リストアを 行います。 また、バックアップのスケジューリングもここから行います。
PITR PITR に関する設定、バックアップの取得、アーカイブログによる最新状態へのリカバリを行います。
監視ツール テーブルやインデックスの統計情報、ロック情報、ディスク容量などを表示します。
SQL実行履歴 SQL実行履歴を表示します。また、SQL実行履歴を収集する機能の設定を行います。
その他ツール サポートを依頼するために必要なシステム情報の収集、VACUUM や ANALYZE、REINDEX の実行を行います。

? ヒント

データベースへの接続が必要となる管理を行うためのメニューを選択すると、パスワードを入力するためのダイアログが表示されます。 サーバの管理を行うためには、正しいパスワードを入力する必要があります。

画面イメージ

パスワードは一度入力すると保存され、それ以降は管理ツールを終了するまでダイアログが表示されなくなります。 ただし、サービス停止中にデータベースに接続しようとしてエラーになった場合などは、保存されたパスワードがクリアされ、再度パスワードを入力する必要があります。

サーバ管理画面

メインウィンドウの右側部分には、サーバ管理ツリーメニューで選択したメニューに対応する画面が表示されます。各機能の入力欄、表示、実行ボタンは、この部分に現れます。

サーバ状態

メインウィンドウの下段部分には、サーバ管理ツリーメニューで選択しているデータベースサーバが稼動しているかどうかが表示されます。

『閉じる』ボタン

『閉じる』ボタンをクリックすると管理ツールを終了します。


2 サービス開始までの流れ

PowerGres のインストール後、管理ツールからデータベースクラスタを作成し、データベースのサービスを開始するまでの流れは以下のとおりです。

  1. 管理ツールを起動します (詳細)。
  2. データベースクラスタを作成し、管理ツールにデータベースサーバを登録します (詳細)。
  3. データベースの基本設定、クライアント認証の設定を行います (詳細)。
  4. データベースのサービスを開始します (詳細)。 PowerGres on Windows ではサービスを開始する前に Windows サービスとして登録する必要があります (詳細)。

3 サービス稼働の確認

データベースのサービスが正常に稼働していることを確認するため、データベースクラスタの作成時に自動的に作成されるテンプレートデータベースが存在することを確認します。

  1. 管理ツールからデータベースの一覧を表示します (詳細)。

    画面イメージ

  2. テンプレートデータベース (template0、template1) や postgres データベースが表示されれば、データベースのサービスが正常に稼働しています。