PowerGres on Windows の制限事項
SRA OSS, Inc. 日本支社
http://powergres.sraoss.co.jp
E-mail:
PowerGres-info@sraoss.co.jp
Copyright (C) 2003-2010 SRA OSS, Inc. Japan
全般
PL関数は PL/pgSQL のみサポートしています。
対応する認証方式は trust, reject, md5 のみサポートしています。
UNIX ドメインソケットはサポートしていません。
パス名やユーザ名、パスワードに全角文字 (JIS X 0208 の文字) を使用した場合、正しく動作しないことがあります。
postmaster
専用の pg_ctl を使わないと、postmaster の shutdown や reload は行えません。
pg_ctl で fast shutdown を行っても、クライアントが SELECT 以外の SQL 文 を実行中だと実行が終わるまで shutdown されません。
万が一 postmaster からの応答がなくなった場合、pg_ctl による shutdown では (immediate shutdown であっても) postmaster を停止できない可能性があります。 この場合、Windows のタクスマネージャから postmaster 停止させてください。
データベースクラスタのスーパーユーザ名は、常に 'postgres' になります。
Windows のセキュリティ機能にはサポートしていません。 ユーザは誰でも pg_ctl で postmaster を shutdown したり reload したりできてしまいます。 また、NTFS を使っていても、データベースのファイルにアクセス制御は設定されません。
syslog によるログの書き込みはサポートしていません。 (代わりに、イベントログへの書き込みに対応しています。)
statement timeout はサポートしていません。
SELECT 以外の SQL 文に対するクエリのキャンセルには、対応していません。
authentication timeout はサポートしていません。
同時接続ユーザ数は 128 までです。
SSL はサポートしていません。
libpq (psql, pg_dump などの libpq 使用クライアントを含む)
環境変数 HOME が未設定であれば、"%HOMEDRIVE%\%HOMEPATH%" を ホームディレクトリとみなします。".pgpass" ファイルは、このディレクトリ の下にあるものを読み込みます。
createdb
-D, --location オプションには対応していません。
pg_dump, pg_dumpall, pg_restore
接続ホストのデフォルトは 127.0.0.1 になります。
pg_dump で、SJIS のテキスト形式かつ INSERT 形式でダンプを行うと、「申」や「表」のように 2 バイト目のコードが 0x5C の文字の後に、余計な `\' 記号が付いたダンプデータができてしまいます。
pg_ctl
-l オプションによるログファイル指定は機能しません。
psql
readline ライブラリを使用していないのため、コマンドラインの履歴管理や補完等の機能はサポートしていません。
一時ファイルの取り扱い時に、環境変数 TMPDIR を参照しません。
データ移行ツールについて
1.x の データベース内に所有者がスーパーユーザ(DB作成権限、ユーザ作成 権限のあるユーザ)でないスキーマがある場合に移行に失敗します。一時的 にユーザの権限をスーパーユーザにするなどしてから移行ツールを使用し てください。
テーブルやインデックスの残骸について
テーブルやインデックスをクライアントがアクセスしている状態で、そのテーブルやインデックスを削除すると、データベースクラスタ内にある、そのテーブルやインデックスのデータを格納してあったファイルが消去されずに残ったままになります。 付属の
pg_zaprelfile コマンド
を使って、 消去して下さい。
アンインストールについて
PowerGres のアンインストールを行うと、一部のメニューやファイルが消去 されず残る場合がございます。そのような場合は手動でファイルを削除してくだ さい。