pg_zaprelfile -- データベースクラスタ内の不要ファイルの削除
pg_zaprelfile
[options....] [dbname...]
pg_zaprelfile は、データベースクラスタ内で不要となったファイルを削除 します。
PostgreSQL および PowerGres on Windows では、テーブルやインデックスに 対して、データベースクラスタ内にファイルが 1 つずつ割り当てられます。
反対に、テーブルやインデックスの削除を行うと、対応するファイルも削除 されます。しかしながら PowerGres on Windows では、削除に失敗して ファイルが残ったままになってしまう事があります。 これは PowerGres on Windows に固有の制限事項で、UNIX や Linux 上で動作 させている PostgreSQL では起きません。
pg_zaprelfile は、データベースクラスタ内に残ってしまったファイルを 探し出して削除する、PowerGres on Windows 専用のツールです。 pg_zaprelfile は不要なファイルを探し出すために、データベースにログイン して、クエリを実行します。したがって、実行の際はデータベースが起動して いる必要があります。
--quiet
オプションを指定しない限り、削除したファイルの
名前が標準エラー出力に出力されます。
pg_zaprelfile は、以下のオプションを認識します。
-D
DATADIR
--pgdata=
DATADIR
PGDATA
の値が
使われます。
-h
HOST
--host=
HOST
PGHOST
がセット
されていればその値が使われ、セットされていなければ
"127.0.0.1"
が使われます。
このオプションが指定されず、かつ PGHOST の値が
"127.0.0.1"
, "localhost"
,
"loopback"
以外の値だった場合、pg_zaprelfile はエラー
メッセージを表示して終了します。
(通常、pg_zaprelfile をリモートのサーバに接続させる事はありません。)
-p
PORT
--port=
PORT
PGPORT
がセットされていればその値が
使われ、セットされていなければ 5432番が使われます。
-U
--username=
NAME
-W
--password
-n
--just-print
-q
--quiet
-m
PERIOD
--mtime=
PERIOD
PERIOD として整数値を指定すると、秒数とみなされます。 また、整数値の末尾に「単位」を付加することもできます。
単位 意味 s
秒 m
分 (60 秒) h
時 (60 分) d
日 (24 時間) w
週 (7 日)
たとえば、"--mtime 1h30m
" のように、複数の単位を
まとめて一個の --mtime
の引数として指定することも
可能です。
デフォルトは、1 時間 ("1h") になります。
--help
--version
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