管理ツールで管理するデータベースサーバの登録や削除をします。
サーバの登録では、データベースクラスタの新規作成、既存データベースクラスタの取り込み、旧バージョンの PostgreSQL からデータを移行して作成、リモートサーバの登録 を行うことができます。
データベースクラスタと呼ばれる、データ格納領域を作成・初期化します。
ここで登録したポート番号は、基本的にはあとで変更ができません。 postgresql.conf を直接編集して port を変更しても、サーバ登録時のポート番号が使用されます。
注意
もし変更が必要になった場合は、サーバを削除して 再登録する際に変更後のポート番号を指定してください。
データベースクラスタ作成(initdb)に失敗することがあります。よくあるのは実行したユーザに指定したディレクトリのアクセス権限が無いというケースです。 失敗した理由は Windows であれば initdb実行結果ウィンドウに、Linuxであれば管理ツールを起動したコンソールに出力されます。その内容を確認してください。
作成できない場合のヒント
管理ツールからデータベースクラスタを作成した場合、データベースへの接続にパスワード認証が必要になるように設定されます。 設定を変更するには設定ファイル pg_hba.conf を編集する必要があります。 管理ツールから pg_hba.conf を編集する方法については「設定」の「クライアント認証 (pg_hba.conf)」を参照してください。
接続認証のヒント
すでに作成済みのデータベースクラスタを取り込むことによって、そのデータベースクラスタを管理することができます。
ここで登録したポート番号は、基本的にはあとで変更ができません。 postgresql.conf を直接編集して port を変更しても、サーバ登録時のポート番号が使用されます。
注意
もし変更が必要になった場合は、サーバを削除して 再登録する際に変更後のポート番号を指定してください。
PostgreSQL 8.3, 8.4 のデータをダンプ・リストアを行わずに PowerGres 9.1 に移行できる機能です。ただし、PowerGres V9.0、PostgreSQL 9.0 でデータ形式に関するコンパイル時のオプションが変更されたため、移行元のバージョンで PowerGres V9.1 と同じオプション (--disable-integer-datetimes) が指定されている必要があります。
「サーバ」から「サーバを登録」を選択します。
サーバ情報を入力します。
「ラベル」の欄にサーバの名前を入力します。
ラベルは、管理ツールでサーバを識別するのに使われます。 また、Windows ではこれがサービス名になります。
「ポート」の欄にポート番号を入力します。
ポートは、デフォルトでは 5432 になっています。 移行元と同じポート番号を入力してください。
ここで登録したポート番号は、基本的にはあとで変更ができません。 postgresql.conf を直接編集して port を変更しても、サーバ登録時のポート番号が使用されます。
注意
もし変更が必要になった場合は、サーバを削除して 再登録する際に変更後のポート番号を指定してください。
「ローカルのサーバを管理」が選択されていることを確認します。
「進む」ボタンをクリックします。
「データベースディレクトリ」の欄に、移行先のデータベースディレクトリを絶対パスで入力 (あるいは選択) します。
「旧バージョンの PostgreSQL からデータを移行して作成」にチェックを入れます。
「進む」ボタンをクリックします。
移行元のソフトウェアを選択します。
「bin ディレクトリ」の欄に、旧バージョンの PowerGres (PostgreSQL) のバイナリが存在するディレクトリを絶対パスで入力 (あるいは選択) します。
「データベースディレクトリ」の欄に、旧バージョンのデータベースディレクトリが存在するディレクトリを絶対パスで入力 (あるいは選択) します。
「進む」ボタンをクリックします。
「文字エンコーディング」の欄に文字エンコーディングを入力します。
この設定がデータベースのデフォルトの文字エンコーディングとなります。 日本語を使うには「UTF8」または「EUC_JP」を使用するのが一般的です。
「スーパユーザ名」の欄にスーパユーザに指定しようとしているユーザの名前を入力します。
スーパーユーザ名は、デフォルトでは postgres です。 移行元のスーパーユーザと同じ名前を入力してください。
「パスワード」、「パスワード (再確認)」の欄にパスワードを入力します。
「パラメータチューニングも実施する」をチェックすると、データベースクラスタの作成後に postgresql.conf 内のパラメータのチューニングも行います。
「進む」ボタンをクリックします。
(Windows のみ) データベースクラスタ作成操作 (initdb) を行うユーザを指定します。
データの移行が開始されます。
問題がなければ、以下のように登録したサーバ情報が表示されます。
PowerGres Manager とは異なるホスト上で動作する PowerGres をリモートサーバとして登録します。 リモートサーバとして登録した場合には、PowerGres Manager の一部の機能しか使用できません。
「サーバ」から「サーバを登録」を選択します。
サーバ情報を入力します。
「ラベル」の欄にサーバの名前を入力します。
ラベルは、管理ツールでサーバを識別するのに使われます。 また、Windows ではこれがサービス名になります。
「サーバ」の欄に PowerGres の動作するホスト名または IP アドレスを入力します。
リモートサーバを登録する前にサービスを開始しておく必要があります。 また、デフォルトではリモートホストからの接続を受け付けるようになっていないため、「listen_addresses」パラメータや接続認証の設定を行っておく必要があります。
注意
「ポート」の欄にポート番号を入力します。
ポートは、デフォルトでは 5432 になっています。
ここで登録したポート番号は、基本的にはあとで変更ができません。 postgresql.conf を直接編集して port を変更しても、サーバ登録時のポート番号が使用されます。
注意
もし変更が必要になった場合は、サーバを削除して 再登録する際に変更後のポート番号を指定してください。
「リモートのサーバを管理」が選択されていることを確認します。
「進む」ボタンをクリックします。
「OK」ボタンをクリックします。
問題がなければ、以下のように登録したサーバ情報が表示されます。
管理ツールからサーバを削除します。
ここでいうサーバの削除とは、管理ツールの管理対象から外すということです。データベースクラスタのディレクトリは削除されません。また、サービスが稼動中であっても削除できますし、その場合にサービスが停止することはありません。
ヒント
対象のデータベースクラスタを完全に取り除くには、サービスを停止して、管理ツールから削除をして、データベースクラスタのディレクトリを OS の機能を使って削除する、という手順を行います。
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