設定ファイルの postgresql.conf や pg_hba.conf の変更や追加や削除をします。 それらの作業を行うためにはツリーメニューから「設定」を選択します。
ローカル管理のデータベースサーバにおける動作パラメータなどの設定を行います。ここで設定された内容はデータベースクラスタディレクトリにある「postgresql.conf」に書き込まれ、データベースが起動されたとき、または再読み込み要求があった場合に読み込まれます。
設定できる各項目の詳細については「PostgreSQLドキュメント」の「III. サーバの管理 第18章 サーバの設定」を参照ください。
「サービス再起動」が必要かどうかは、PostgreSQLマニュアルに記載されています。また、「SELECT name, context FROM pg_settings;」という SQL を実行して context が「postmaster」「internal」以外の設定項目は「再読み込み」で変更できます。なお「internal」は変更できない項目です。
ヒント
『再読み込み』ボタンを押すと、欄を変更して未だ『適用』をしていない値が、元の値にもどります。
パラメータの入力覧の上にマウスカーソルを乗せてしばらく待つと、パラメータに関する簡単な説明がツールチップとして表示されます。
ヒント
管理ツールでは、入力されたパラメータの値は型のチェックしか行っておらず、誤った値を入力していたとしても、正常に postgresql.conf に適用されます。 しかし、postgresql.conf に誤った値が設定されていると、サービスの開始に失敗します。 設定した値に誤りがないことを確認してから再度サービスを開始してください。
注意
postgresql.conf にはパラメータが数値であれば単位 (MB、ms など) を使用して記述することができますが、管理ツールでは画面上に表示された単位によって値を設定します。 postgresql.conf を直接編集して画面上に表示された単位とは異なるものを使用すると、管理ツールから正常に postgresql.conf を読み込めなくなります。
ここで設定された内容はデータベースクラスタディレクトリにあるpg_hba.confに書き込まれます。 設定の詳細につきましては、「PostgreSQLドキュメント」の「III. サーバの管理 第19章 クライアント認証」をご覧ください。
pg_hba.confは一番上に記述された設定情報から順に評価されます。したがって、一番上に記述された設定が最も優先度の高い設定となります。
ヒント
管理ツールでは、入力されたパラメータの値をチェックしておらず、誤った値を入力していたとしても、正常に pg_hba.conf に適用されます。 しかし、pg_hba.conf に誤った値が設定されていると、サービスの開始やデータベースへの接続に失敗したりする可能性があります。 設定した値に誤りがないことを確認してから再度サービスを開始してください。
注意
postgresql.conf 内のパラメータのチューニングを行います。
この機能は、メモリ容量とデータベースへの接続数、データベースの用途をもとに、パラメータの初期値を大まかに調整するものです。
注意
Web | Web サーバのバックエンドとして利用する場合 |
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OLTP | 更新を含む短くて細かいトランザクションが大量に発生するような場合 |
データウェアハウス | 接続数が少なく大量のデータに対して複雑な SQL を実行するような場合 |
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