pg_dump によるバックアップ・リストアを行います。
これらの作業を行うためにはメインメニューから「バックアップ/リストア」を選択します。
サーバ・データベース・テーブルの単位でバックアップを取得します。
データベースを指定せずサーバ単位のバックアップを取る場合は、どれを選択しても必ずテキスト形式(SQL)で出力されます。
「バックアップ」で取得したバックアップファイルを用いてリストアを行います。
『データ情報の表示』ボタンをクリックすると、tar形式・pgz形式のものであれば、情報が表示されます。
データベースクラスタ単位でバックアップしたファイルをリストアする際は、データベースクラスタの初期化直後の、データベースが作成されていない状態で行います。データベースが存在する状態で行うと、データベース名が衝突して失敗します。
OSの機能を用いて、バックアップのスケジューリングを行います。指定した時刻で、毎日バックアップを行ったり、曜日を指定してバックアップを取ることが可能です。
ヒント
出力ファイル名を固定すると、バックアップの度に毎回上書きされます。世代管理を行いたい場合は、ファイル名にコマンドや環境変数を利用すると便利です。
Linuxではコマンド『date』、Windowsでは環境変数『%DATE%』などがお勧めです。
例) 年月日をファイル名にして、毎日バックアップする(Windowsの場合)
『出力ファイル』に入力した値
backup-%date:~-10,4%%date:~-5,2%%date:~-2,2%
例) 年月日をファイル名にして、毎日バックアップする(Linuxの場合)
『出力ファイル』に入力した値
backup-`date "+%Y%m%d"`
実際に作成されるファイル名は以下のようになります。
backup-20081205, backup-20081206
ファイル名の注意
Windowsでは、ファイルの拡張子を『.bat』にして保存して下さい。指定の拡張子をつけないとバックアップが実行されません。
認証設定の注意
PowerGres の認証設定は、デフォルトで MD5 となっているため、そのままではスケジュールバックアップが実行されません。そのため、 localhostからの接続を認証なし(trust)に変更してしまうか、パスワードファイルを利用する必要があります。
・localhostからの接続をtrustにする
バックアップ設定の内容に合わせて、 『接続認証』の確認と変更を行って下さい。
・パスワードファイルを利用する
接続認証に必要なパスワードを接続情報に応じて、パスワードファイルにあらかじめ記述しておくことができます。
hostname:port:database:username:password
先頭の4フィールドはそれぞれリテラル値にすることも、あるいは全てに一致する * を使用することもできます。 複数行記述した場合には、上の行から判定し最初に現在の接続パラメータと一致した行のパスワードが使用されます。
項目として : または \ を入力する場合は、\ でこれらの文字をエスケープする必要があります。
localhost ホスト名は、ローカルマシンからの TCP 接続(ホスト名がlocalhost)と Unix ドメインソケット接続の両方に一致します。
(Windowsの場合)
実行する Windows ユーザのアプリケーションデータディレクトリ以下に postgresql\pgpass.conf を上記の書式で配置してください。
(Linuxの場合)
実行する Linux ユーザのホームディレクトリに .pgpass を配置、または PGPASSFILE で指定したパスに上記の書式で配置してください。
.pgpass の権限はグループ、他への全てのアクセスを拒否しなければなりません。 これは chmod 0600 ~/.pgpass といったコマンドによって行ってください。
登録されたスケジュールを削除することができます。
アンインストール時の注意
登録されたスケジュールは、PowerGresをアンインストールしても自動的に削除されません。上記の手順で削除して下さい。
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