PostgreSQLを使用できるようにするためには、当然ながらインストールしなければなりません。 使用しているオペレーティングシステム配布物内に含まれていたり、システム管理者がすでにインストールしていたりしますので、PostgreSQLがすでにサイトにインストールされている可能性があります。 そのような場合、オペレーティングシステムの文書やシステム管理者からPostgreSQLへのアクセス方法に関する情報を得なければなりません。
PostgreSQLが既に使用可能かどうかや実験的に使用できるかどうかが判らなければ、独自にインストールすることができます。 その場合でも難しいものではなく、よい経験になるでしょう。 PostgreSQLは、非特権ユーザ、つまり、スーパーユーザ(root)権限が必要とすることなく、インストールすることができます。
自身でPostgreSQLをインストールする場合は、インストール手順を第14章で確認してください。 そしてインストールが完了してから、このドキュメントに戻ってきて下さい。 適切な環境変数の設定に関する節に正確に従っていることを確認して下さい。
システム管理者がデフォルトの方法で設定していなかった場合、他にも多少の作業をすることになります。 例えば、データベースサーバマシンがリモートマシンの場合、PGHOST環境変数をデータベースサーバマシンの名前に設定する必要があります。 また、PGPORT環境変数の設定も行わなければならないかもしれません。 要するに、アプリケーションプログラムを起動しようとして、データベースに接続できないというエラーが発生する場合には、サイト管理者と相談し、自分が管理者であれば、ドキュメントを読んで、環境が適切に設定されていることを確認して下さい。 これまでの内容を理解できない場合は、次の節を読んで下さい。