PostgreSQLは組み込みデータ型に対して数多くの関数と演算子を用意しています。 また、パートVで解説しているように、ユーザは独自の関数と演算子を定義することもできます。 psqlの\dfコマンドと\doコマンドはそれぞれすべての使用可能な関数と演算子のリストを表示させます。
もし移植性が気になるのであれば、本章で説明する大多数の関数と演算子は、ほとんどの基本的算術演算子、比較演算子および幾つかの明示的に印をつけた関数を除いて、標準SQLで規定されていない点に注意してください。 拡張機能のいくつかは、他のSQLデータベース管理システムにも備わっており、多くの場合この機能には各種実装間で互換性と整合性があります。
AND |
OR |
NOT |
a | b | a AND b | a OR b |
---|---|---|---|
TRUE | TRUE | TRUE | TRUE |
TRUE | FALSE | FALSE | TRUE |
TRUE | NULL | NULL | TRUE |
FALSE | FALSE | FALSE | FALSE |
FALSE | NULL | FALSE | NULL |
NULL | NULL | NULL | NULL |
AND演算子とOR演算子は交換可能です。 つまり、結果に影響を与えることなく左右のオペランドを交換することができます。 しかし、副式の評価順についてのより詳細について項4.2.11を参照してください。