PostgreSQL Plus 管理者ガイド
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目次
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- 第2章 PostgreSQL Plusの運用までの流れ
- 2.1 セットアップ手順
2.1.8 データのロード
作成したテーブルに大量のデータを追加する場合は、INSERTコマンドなどを利用するよりも、高速コピー機能を利用するほうが便利です。
高速コピーの実行例を以下に示します。
> psql db1(←データベースに接続)
# set ENABLE_DIRECT_COPY=on;(←高速コピーを有効にする)
# set DIRECT_COPY_DATA_SIZE=1000;(←ロードするデータ量をMByte単位で指定する)
# copy sch1.table1 from 'D:\\data\\data_file'; (←高速コピーの実施) |
設定パラメータについては、“付録A 設定ファイル”を参照してください。
- INSERTコマンド、または通常のCOPYコマンドを利用してデータを追加する場合、テンポラリログファイル、およびアーカイブログファイルに更新のログが収集されますが、高速コピー機能を利用した場合には、更新のログが収集されません。
このため、以下の点に注意する必要があります。
- 高速コピー機能を利用してテーブルにデータを追加した場合には、バックアップを取得してください。
- 高速コピー機能の処理が失敗した場合には、ロールバックされず、リレーションが閉塞状態となります。
この場合、失敗した原因を取り除いてから再実行してください。閉塞状態が解除されます。
- INSERTコマンド、または通常のCOPYコマンドを利用した場合、テンポラリログファイル、およびアーカイブログファイルが満杯になる危険がありますので、大量にデータを追加する場合は高速COPY機能を使用してください。
- データベーススペースに十分な空き領域があることを確認してから実行してください。
空き領域は、PostgreSQL Plus Administoratorを利用して確認することができます。
詳細は、“3.4.3 データベースへのデータベーススペースの追加割当”を参照してください。 |
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