PostgreSQL には 4 つの基本的なドキュメントフォーマットがあります。
プレーンテキスト:インストール前の情報
HTML:オンラインでの閲覧と参照
PostScript:印刷用
マニュアルページ:即座の参照
加えて、PostgreSQL ソースツリー全体にわたりさまざまな実装に関する問題を記述したプレーンテキストの README ファイルが数多くあります。
ドキュメントはいくつかの「冊子」で構成されています
チュートリアル:初心者向けの入門編
ユーザガイド:SQL 実装に関するドキュメント
リファレンスマニュアル:各種プログラムおよび SQL のコマンドのリファレンス
管理者用ガイド:インストレーションとサーバのメンテナンス
プログラマガイド:クライアントアプリケーションとサーバ拡張のプログラミング
開発者ガイド:PostgreSQL に特定した開発者用に取り揃えた情報
すべての「冊子」は HTML と PostScript として提供されています。リファレンスマニュアルにはマニュアルページとして配布されているリファレンス項目があります。
HTML によるドキュメントとマニュアルページは標準配布物の一部として提供されていて、デフォルトでインストールされます。Postscript 形式のドキュメントは別途ダウンロードすることができます。
ドキュメントソースは見たところ HTML に似たマークアップ言語である DocBook で書かれています。これらいずれの言語も、もともと他の言語を記述する言語である Standard Generalized Markup Language、SGML、のアプリケーションです。ここからは、DocBook と SGML 両方の用語が使用されますが技術的に相互の互換性はありません。
DocBook を書く人は出来上がりの細部について気を使わずに技術ドキュメントの構造と内容を指定できます。ドキュメントスタイルは最終的な一つの形式にもってゆくため、どのようにその内容を解釈するかを定義します。DocBook は OASIS グループによりメンテナンスされています。公式 DocBook サイトには役にたつ入門用と参照用のドキュメント、そして O'Reilly 社の本の完全版をオンラインで読めます。FreeBSD ドキュメントプロジェクトでも同様に DocBook を使用していて考慮するに値する数多くのスタイルに関する指針を含め、役立つ情報があります。