PostgreSQL Plus Administrator ヘルプ
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第2章 画面の説明> 2.5 設定の変更

2.5.3 SQLオプション

【SQLオプション】画面では、SQL文を実行する際に関係する、各種設定をカスタマイズできます。

■SQLオプション

項目/ボタン

対応パラメータ

説明

設定値

expr = NULL形式の解釈

transform_null_equals

expr = NULL形式の解釈について設定します。

以下のいずれかをラジオボタンで選択します。
初期値は標準方式です。

  • 標準方式
    式の結果がNULLであるかどうかの表現としてexpr = NULLの形式を使用できません。
  • Microsoft Access方式
    式の結果がNULLであるかどうかの表現としてexpr = NULLが使用でき、式がNULLである場合はtrueを、それ以外の場合はfalseを返します。

DATE型の出力形式

DateStyle

日付の表示の形式と、入力の解釈方法を入力します。


指定範囲外の文字列を指定した場合は、インスタンス起動時にメッセージが出力されます。

詳細は“PostgreSQL 文書”の“17章サーバの構成 − 17.10. クライアント接続デフォルト”を参照してください。

初期値は、iso,mdyです。

浮動小数点値の検索結果の精度

extra_float_digits

float4、float8、幾何データ型などの浮動小数点値の検索結果の精度を標準値より大きくしたり、小さくしたりできます。
正の値を指定すると標準値(float4は6、float8は15)より大きく、負の値を指定すると標準値より小さくなります。

-15〜2の整数値で指定します。
初期値は0です。

トランザクションのISOLATIONレベル

default_transaction_isolation

トランザクション間の分離レベルを設定します。
分離レベルについて詳細は“PostgreSQL 文書”の“12章同時実行制御 − 12.2. トランザクションの隔離”を参照してください。

以下のいずれかをドロップダウンリストから選択します。
初期値はread comittedです。

  • read committed
  • serializable
  • read uncommitted
  • repeatable read

通貨の表現形式

lc_monetary

通貨、数値、日時の表現に関連するロケールを設定します。
詳細は“PostgreSQL 文書”の“17章サーバの構成 − 17.10. クライアント接続デフォルト”を参照してください。

ドロップダウンリストから選択してください。
初期値はCです。

数値の表現形式

lc_numeric

日時の表現形式

lc_time

外部モジュールの検索パス

dynamic_library_path

CREATE FUNCTIONコマンド、またはLOADコマンドで指定したファイルを検索するパスを入力します。
詳細は“PostgreSQL 文書”の“17章サーバの構成 − 17.10. クライアント接続デフォルト”を参照してください。

初期値は$libdirです。

事前に読み込む外部モジュール

shared_preload_libraries

インスタンスの起動時に読み込む共有ライブラリのパスを入力します。

■入力例■

  • 共有ライブラリmylibを事前に読み込ませたい場合
    $libdir/mylib
  • 共有ライブラリmylib.soを事前に読み込み、mylib_init関数で初期化したい場合
    $libdir/mylib:mylib_init
  • 共有ライブラリmylib1,mylib2を事前に読み込み、mylib2をmylib2_initで初期化したい場合
    $libdir/mylib1,$libdir/mylib2:mylib2_init


指定した共有ライブラリが見つからない場合は、インスタンスを起動できません。入力した内容を確認し、再度インスタンスを起動してください。

  • 複数の共有ライブラリを読み込む場合
    共有ライブラリのパスをカンマで区切って入力します。
  • 共有ライブラリを初期化する場合
    共有ライブラリ名の後ろにコロンを入力したうえで、パラメタ無しの初期化関数を入力します。

【変更】ボタン

指定した内容で設定します。


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