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PowerGres
リリースノート

PowerGres Plus (Linux 版) 5.0 リリースノート

1. PostgreSQLとの互換性の向上

本バージョンでは、PostgreSQLとの互換性を向上させました。

以下に、変更となった事項について説明します。

アーカイブログファイル、テンポラリログファイル、データベーススペースに関する変更

旧バージョンでは、アーカイブログファイル、テンポラリログファイル、およびデータベーススペースの単位で、データベースのディスクの使用領域や、アクセス禁止の状態を管理していました。本バージョンから、アーカイブログファイル、テンポラリログファイル、およびデータベーススペースを廃止し、データベースのディスクの使用領域をディスク単位で管理します。また、このようにすることで、アクセス禁止の状態は不要になりました。

これらの変更により、柔軟かつ簡単に、運用設計や保守ができるようになりました。

これに伴い、以下の機能を廃止します。

高速COPY機能に関する変更

高速COPY機能の制限が解除され、高速COPYに失敗してもロールバックができるようになりました。また、トランザクションブロック内(BEGINコマンドとCOMMITコマンドの間)でも、高速COPY機能を実行することができるようになりました。これにより、高速COPY機能を実行する前に、バックアップを取得する必要がなくなりました。

データベースバッファの変更

PostgreSQLと互換のメモリ管理を採用したことにより、旧バージョンの「データベースのバッファサイズ」は「共用メモリバッファのサイズ」(PostgreSQLのshared_buffersパラメータ)に変更されました。共用メモリバッファのサイズを初期値から変更する場合は、PostgreSQL 8.2文書を参照してください。

最大接続数の初期値と最小値、最大値の変更

バックアップ機能およびリカバリ機能を、PostgreSQLと互換性のある方法で実現しました。これにより、最大接続数の初期値、最小値、最大値が変更になります。

最大接続数の初期値、最小値、最大値は、バックアップ機能およびリカバリ機能で使用するコネクションを増やした値(初期値34、最小値6、最大値130)になります。

最大接続数を変更する場合は、2つのコネクション数の増加を考慮した上で設定を変更してください。なお、最大接続数に6以下を設定していた場合は、PostgreSQL Plus Administratorで最大接続数を変更するときに6が設定されます。

制限の解除

PostgreSQLとの互換性の向上により、以下の項目の制限が解除されました。

2. PostgreSQLの機能追加への対応

PostgreSQLの機能追加に伴う、PostgreSQL Plusの変更について説明します。

トランザクションの隔離レベルが追加されました

PostgreSQLでトランザクションの新しい隔離レベルが追加されました。これに伴い、PostgreSQL Plus AdministratorのトランザクションのISOLATIONレベルの設定に下記が追加されました。

保守機能に使用するメモリ量の追加

PostgreSQLで保守機能に関するメモリ量(maintenance_work_mem)が追加されました。これに伴い、PostgreSQL Plus Administratorの使用メモリの設定に保守機能に使用するメモリ量が追加されました。

3. 旧バージョンからの改善

旧バージョンで不足していた機能や問題点を改善しました。

PostgreSQL Plus Setupの自動起動

インストール作業の延長で、PostgreSQL Plus Setupが自動的に起動されるようになりました。これに伴い、旧バージョンではPostgreSQL Plus Setupを起動したユーザがインスタンス管理者として登録されていましたが、本バージョンでは、【インスタンスの作成(1/3)】画面でインスタンス管理者名を指定できるようになりました。

PostgreSQL Plus Removerの追加

旧バージョンでは、インスタンスに関係するファイルをユーザが削除する必要がありましたが、本バージョンでは、PostgreSQL Plus Removerを使用してインスタンスを削除することができるようになりました。

インスタンスの再作成は、PostgreSQL Plus Removerでインスタンスを削除したあと、PostgreSQL Plus Setupで再作成する手順になりました。

PostgreSQL Plus Administratorによる復旧機能の追加

データベース格納ディスクの復旧機能が、本バージョンで追加されました。これに伴い、【バックアップの設定】画面に存在した「バックアップディレクトリの変更(バックアップディレクトリの復旧)」機能は、【インスタンスの復旧】画面の「ディスクの復旧」機能に移動しました。

ソートメモリ量の最大値の最適化

ソートメモリ量の最大値が、実装メモリ量と他のパラメタの設定に応じた値に設定されるようになりました。旧バージョンでは、動作に問題がでるような大きな値が設定できましたが、本バージョンからは動作に問題が出ないようにソートメモリ量の入力値に対してチェックが行われるようになりました。

バックアップを促す機能の廃止

旧バージョンでは、アーカイブログの残量が少なくなった場合に、運用が停止しないようにするためにバックアップを促す機能が存在しました。しかし、本バージョンでは、アーカイブログを廃止し、ログの使用領域が自動的に拡張されるように変更したため、本機能は不要になりました。