リリースノート
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.22 から 8.0.24 に
なりました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.21 から 8.0.22 に
なりました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.19 から 8.0.21 に
なりました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.15 から 8.0.19 に
なりました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.14 から 8.0.15 に
なりました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.13 から 8.0.14 に
なりました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.9 から 8.0.13 に
なりました。
- Windows Vista 上で PowerGres サーバマネージャが正しく起動するよう
に修正しました。
- ベースとなる PostgreSQL のバージョンが、8.0.8 から 8.0.9 に
なりました。
- 管理ツールからデータベースクラスタを初期化する際に、パスワードを入
力すると固まる不具合を修正しました。
- サービス登録ユーザに「サービスとしてログオン」権限が無い場合、自動
的に権限を与えるように修正しました。
PowerGres on Windows では、これまで独自に Windows に移植したサーバ (postmaster) を使用していましたが、PowerGres on Windows 3.0 からは、PostgreSQL のものをそのまま使うよう改めました。これに伴い、PowerGres on Windows 2.5 と比べ、以下のような変更が生じています。
- pg_ctl コマンドから、Windows サービスへの登録、解除が行えるようになりました。
- initdb コマンドの、データベースクラスタのデフォルトの所有者の名前は "postgres" ではなく、initdb コマンド実行した Windows ユーザの名前になりました。
- pg_zaprelfile コマンドの同梱を止めました。
- どのユーザの権限で、Windows サービスに登録した postmaster の実行を開始するのか、管理ツールから選択できるようになりました。
- C言語関数を作成する際、マルチスレッドプログラミングに起因する注意は不要になりました。ただし、リンケージ規約の違いから、C 言語関数は Microsoft Visual C++ で作成することはできません。MinGW を使用する必要があります。
- 同時接続クライアント数が最大 128 個までという制限はなくなりました。
- libpq.dll 以外の DLL は、bin ではなく lib フォルダ下に配置するようにしました。
- regression テスト用の DLL (regress.dll, autoinc.dll, refint.dll) の同梱を止めました。regression テストは、MinGW 上から行って下さい。
さらに上記に加えて、実装の違いから、メモリの消費量やパフォーマンスの特性が変化した可能性があります。
このように、PowerGres on Windows のサーバとクライアントは、PostgreSQL の物と同じになったわけですが、従来の PowerGres との互換性等を考慮して、PostgreSQL とは敢えて異なる仕様にしている点が、以下に記すように幾つかあります。
- イベントログにおけるログソース名が、"PostgreSQL" ではなく "PowerGres" になっています。
- 管理者 (Administrator) 権限でも、postmaster が起動できるようになっています。
- データベースディレクトリ初期化直後の postgresql.conf では、log_destination パラメタの値が "eventlog" になっています。
また、PowerGres on Windows 2.5 とは、ベースとなる PostgreSQL のバージョンも変わりました。2.5 は PostgreSQL 7.4.13 がベースですが、3.0 では PostgreSQL 8.0.8 です。このベースバージョンの変更に伴い、さらに以下のような変更を施しています。
- 管理ツールで、PostgreSQL 8.0 から新設されたパラメタを編集できるようにしました。同時に、PostgreSQL 8.0 で廃止されたパラメタを削除しました。(詳細は後述)
- 管理ツールの「ネットワーク接続認証設定」で、ネットマスクの指定はこれまで「255.255.255.0」のように IP アドレス形式で指定していましたが、「24」のようにマスク長で指定するように改めました。
- 移行ツールは、PowerGres on Windows バージョン 1 ないし 2 から 3 へ移行できるようにしました。
管理ツールで、新設したパラメタは次の通りです。
- 接続するアドレスを制限 (listen_addresses)
- ワークメモリ(KB) (work_mem)
- メンテナンスワークメモリ(KB) (maintenance_work_mem)
- アーカイブコマンド (archive_command)
- 動作周期間の書き込み遅延(ミリ秒) (bgwriter_delay)
- 動作周期あたりの最大ページの割合 (bgwriter_maxpages)
- 動作周期あたりのダーティページの割合 (bgwriter_percent)
- ログの出力先 (log_destination)
- リダイレクトを有効にする (redirect_stderr)
- ログ行先頭書式文字列 (log_line_prefix)
- クライアント接続と切断ログを表示する (log_disconnections)
- ログファイルディレクトリ (log_directory)
- ログファイルのファイル名 (log_filename)
- ログの最大存続時間 (log_rotation_age)
- ログの最大サイズ (log_rotation_size)
- ログを上書きする (log_truncate_on_rotation)
- デフォルトテーブル空間 (default_tablespace)
- テーブルを作成する際にOIDを含める (default_with_oids)
- 実行時スタック最大サイズ (max_stack_depth)
- プロセス休止遅延時間 (vacuum_cost_delay)
- プロセス休止累積コスト (vacuum_cost_limit)
- 整理済みブロック変更推定コスト (vacuum_cost_page_dirty)
- 共有バッファキャッシュ走査推定コスト (vacuum_cost_page_hit)
- ディスク読取りバッファ推定コスト (vacuum_cost_page_miss)
管理ツールで、廃止したパラメタは次の通りです。
- 接続元のポート番号を表示する (log_source_port)
- ソートメモリ(KB) (sort_mem)
- VACUUMで使用可能な最大メモリ(KB) (vacuum_mem)
- ログの出力先 (syslog)
- ログにプロセスIDを設定する (log_pid)
- ログにタイムスタンプを設定する (log_timestamp)
- 問い合わせがネストできるレベル (max_expr_depth)
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