イベントログについての説明


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目次


はじめに

Windows には、Syslog が無いため、PowerGres はサービスから postmaster を 起動したときのみ、ログをファイルに出力させることができました。PowerGres 2.x より、ログを Windows のイベントログに出力できるようにしました。

この文書は、イベントログの設定と、イベントログの見方について解説します。


イベントログの設定

イベントログを有効にするためには、postgresql.conf を編集します。 PowerGres では、イベントログ用の変数を新たに設けず、syslog 変数を利用し ます。もし、イベントログにのみログを出力したい場合は、syslog = 2 とし、 イベントログと標準エラーに出力したい場合は、syslog = 1 と変更します。 postgresql.conf 内の Syslog 関連の変数で、syslog_facility と syslog_ident という変数がありますが、こちらは変更しても何も変わりません。

client_min_message や log_min_message などのログレベルに関する変数の設定 については、Syslog と同じになります。


イベントログの見方

次に、イベントログの見方について説明します。この文書では、イベントログを 表示するツールとして、Windows に付属のイベントビューアを使うものとします。

Windows のコントロールパネルにある管理ツールというアイコンをクリックしま す。そうしますと、イベントビューアというアイコンがあるので、そちらをクリ ックしますと、以下のようなイベントビューアが起動します。

次に、「アプリケーション」、「セキュリティ」、「システム」の中からアプリ ケーションを選択します。PowerGres や他のアプリケーションのイベントログが 表示されます。PowerGres のソースは「PowerGres2」となります。ソースを「 PowerGres2」でフィルタすることにより、PowerGres のログのみを表示すること ができます。

ログメッセージを参照したい場合は、その項目をクリックしますと、次のようなダイ アログが表示され、エラーメッセージを参照することができます。

ログレベル

イベントログはログレベル(イベントログでは「イベントの種類」)が Syslog とは名称が異なり、「情報」、「警告」、「エラー」の 3 つになります。 Syslog のログレベルとの対応は次のようになります。

Syslog イベントログ
debug5 情報
debug4
debug3
debug2
debug1
log
info
notice
warning 警告
error エラー
fatal
panic


最終更新: 2004 年 7月 31日