インストールとアンインストール
インストール、アンインストールを行うには、製品に同梱している CD-ROM をマシンにセットしてください。 なお、インストール、アンインストールは root ユーザで行う必要があります。
インストールの手順
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インストールスクリプトを実行します。
# sh (CD-ROMをマウントしたディレクトリ)/install.sh
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使用許諾契約書の内容が表示されます。 よくお読みの上、同意される場合は「yes」と入力します。
Do you agree to the license terms (yes/no): yes
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ライセンスキーを入力します。 ライセンスキーは箱に同梱されているライセンスキーを入力してください。
Please enter the license key (XXXX-XXXX-XXXX-XXXX): XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
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共有メモリに関するカーネルパラメータの設定がチェックされます。
Checking kernel parameters... kernel.shmmax: 515736576 (no need for change) kernel.shmall: 125912 (no need for change)
カーネルパラメータの設定が推奨値よりも少ない場合には、推奨値まで増やすかどうかを聞かれます。 推奨値まで増やす場合は「yes」と入力します。
Checking kernel parameters... kernel.shmmax: 257868288 -> 515736576 kernel.shmall: 62956 -> 125912 Do you change the kernel parameters (yes/no): yes Changing kernel parameters... Done.
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インストールが開始されます。 インストール時に postgres ユーザが存在しなければ、自動的に作成されます。
Installing packages... 準備中... ########################################### [100%] 1:powergres91-libs ########################################### [ 9%] 2:powergres91 ########################################### [ 18%] 3:powergres91-server ########################################### [ 27%] 4:powergres91-mecab ########################################### [ 36%] 5:powergres91-contrib ########################################### [ 45%] 6:powergres91-test ########################################### [ 55%] 7:powergres91-devel ########################################### [ 64%] 8:powergres91-mgr ########################################### [ 73%] 9:powergres91-mecab-ipadi########################################### [ 82%] 10:powergres91-jdbc ########################################### [ 91%] 11:powergres91-docs ########################################### [100%]
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ライセンスキーがインストールされます。
Installing license key... Done.
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最後に以下のメッセージが表示されれば、インストールは完了です。
PowerGres V9.1 installation completed.
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PowerGres を使用する (データベースを実行し、管理する) ユーザの ~/.bash_profile に以下の行を追加してください。
- 32 ビット版の OS の場合
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LD_LIBRARY_PATH=/opt/powergres91/lib:$LD_LIBRARY_PATH PATH=/opt/powergres91/bin:$PATH MANPATH=/opt/powergres91/share/man:$MANPATH export LD_LIBRARY_PATH PATH MANPATH
- 64 ビット版の OS の場合
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LD_LIBRARY_PATH=/opt/powergres91/lib64:$LD_LIBRARY_PATH PATH=/opt/powergres91/bin:$PATH MANPATH=/opt/powergres91/share/man:$MANPATH export LD_LIBRARY_PATH PATH MANPATH
データベースを使える状態にするには、サーバの登録 (データベースクラスタの作成)、サービスの起動、という手順が必要です。 詳しくは「PowerGres Manager マニュアル」を参照ください。
インストール後の構成
PowerGres のインストールが完了すると、以下の RPM パッケージがインストールされます。
- powergres91
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クライアントプログラムとライブラリ
- powergres91-libs
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クライアントから必要とされる共有ライブラリ
- powergres91-server
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サーバを生成して起動するのに必要なプログラム
- powergres91-docs
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ドキュメント (このマニュアルも /usr/share/doc/powergres91-docs-バージョン/manual ディレクトリにインストールされます)
- powergres91-contrib
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コントリビュートされたソースとバイナリ
- powergres91-devel
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開発向けヘッダファイルとライブラリ
- powergres91-jdbc
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JDBC ドライバ
- powergres91-mgr
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PowerGres Manager (管理ツール)
- powergres91-mecab
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全文検索用の形態素解析ソフト MeCab
- powergres91-mecab-ipadic
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MeCab 用の辞書
なおインストールされるパッケージは、Red Hat Enterprise Linux 向けのものと CentOS 向けのものとで共通となります。
以下のパッケージは自動的にインストールされません。
- powergres91-plperl
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PL/Perl (Perl 手続き言語)
- powergres91-plpython
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PL/Python (Python 手続き言語)
- powergres91-pltcl
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PL/Tcl (Tcl 手続き言語)
上記のパッケージが必要な場合には手動でインストールしてください。
# cd (CD-ROMをマウントしたディレクトリ)/packages/(OSに対応したディレクトリ) # rpm -ivh (パッケージのファイル名) 準備中... ########################################### [100%] 1:(パッケージ名) ########################################### [100%]
OS に対応したディレクトリは以下のとおりです。
OS | ディレクトリ |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux 6 (x86) CentOS 6 (x86) |
rhel6-i386 |
Red Hat Enterprise Linux 6 (x64) CentOS 6 (x64) |
rhel6-x86_64 |
Red Hat Enterprise Linux 5 (x86) CentOS 5 (x86) |
rhel5-i386 |
Red Hat Enterprise Linux 5 (x64) CentOS 5 (x64) |
rhel5-x86_64 |
アンインストールの手順
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アンインストールスクリプトを実行します。
# sh (CD-ROMをマウントしたディレクトリ)/uninstall.sh
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アンインストールを確認するメッセージが表示されるので、よろしければ「yes」と入力します。
Do you uninstall PowerGres V9.1 (yes/no): yes
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アンインストールが開始されます。
Uninstalling packages... Done.
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最後に以下のメッセージが表示されれば、アンインストールは完了です。
PowerGres V9.1 uninstallation completed.