その他

クエリの実行、不要領域の回収と解析、統計情報の更新ができます。

それらを行うためにはメインメニューから「その他」を選択します。

システム情報の収集

ユーザサポート用のシステム情報を収集します。 データベースクラスタのあるディレクトリに保存され、サポートの問い合わせをする際にこのファイルを送ることで状態の説明をスムーズに進めることができます。

リモートのサーバでは実行できません。 また、サーバが停止状態である場合、収集される情報は一部のみとなります。

  1. サブメニューにある「ユーザサポート用のシステム情報を収集」ボタンをクリックします。

コマンドラインからシステム情報を収集するには

システム情報の収集は、管理ツールからだけでなくコマンドラインからも行えます。 コマンドラインからシステム情報を収集するには、環境変数を設定してバッチファイルまたはスクリプトを実行します。

環境変数は、PGDATA にはデータディレクトリのパス、PGPORT にはポート番号、PGUSER にはスーパーユーザ名、PGPASSWORD にはスーパーユーザのパスワードを設定します。

Windows の場合
> SET PGDATA=C:\data
> SET PGPORT=5432
> SET PGUSER=postgres
> SET PGPASSWORD=password
> (インストール先)\bin\pg_getenvdata.bat 3 5 PowerGres91

第 1 引数には性能情報を収集する間隔 (単位は秒)、第 2 引数には性能情報を収集する回数、第 3 引数にはイベントログのソース名として PowerGres91 を指定します。

Linux の場合
$ export PGDATA=/var/lib/pgsql/data
$ export PGPORT=5432
$ export PGUSER=postgres
$ export PGPASSWORD=password
$ /opt/powergres91/bin/pg_getenvdata.sh -s 3 -c 5

-s オプションには性能情報を収集する間隔 (単位は秒、デフォルトでは 0 秒)、-c オプションには性能情報を収集する回数 (デフォルトでは 1 回) を指定します。 -n オプションで収集するログファイル数 (デフォルトでは 3 ファイル) を指定することもできます。

psql の実行

指定したデータベースに対し、クエリを実行できます。

  1. サブメニューにある「psql コマンドラインツールを実行」ボタンをクリックします。

  2. コマンドラインツールが起動します。 postgres データベースに接続しますが、\c コマンドでデータベースを切り替えることができます。

VACUUM の実行

不要領域を再利用可能にして、データの物理サイズを小さく保ちます。 定期的に VACUUM を行うことによって、パフォーマンスを維持することができます。

標準の設定ではオートバキュームが有効になっており、VACUUM は自動で行われています。

  1. VACUUM を実行」ボタンをクリックします。

  2. サービスが稼働状態であれば、すべてのデータベースに対して VACUUM が実行されます。

    なお、個別のデータベースやテーブルに対して行いたい場合は、コマンドラインから行ってください。

ANALYZE の実行

統計情報を更新します。

  1. ANALYZE を実行」ボタンをクリックします。

  2. サービスが稼働状態であれば、すべてのデータベースに対して ANALYZE が実行されます。

    なお、個別のデータベースやテーブルに対して行いたい場合は、コマンドラインから行ってください。

REINDEX の実行

システムインデックスの再構築を行います。

  1. REINDEX を実行」ボタンをクリックします。

  2. サービスが稼働状態であれば、すべてのデータベースに対して REINDEX が実行されます。

    なお、個別のデータベースやテーブルに対して行いたい場合は、コマンドラインから行ってください。