PITR (Point In Time Recovery) は、データベースのスナップショット (ベースバックアップ) と、データの更新によって発生するトランザクションログをアーカイブログとして保存しておくことにより、ディスクの障害などによってデータが消失してしまった場合も、直前の状態までリカバリすることができるというオンライン・バックアップの機能です。 また、PITR では、日時を指定して任意の状態までリカバリすることもできるため、操作ミスによって誤ってデータを削除してしまった場合などもデータをリカバリすることができます。
これらの作業を行うためにはメインメニューから「PITR」を選択します。
管理ツールのPITRを利用するには、postgresql.confのarchive_commandを手動で設定変更をしないでください。
注意
PITRでのバックアップの設定を行います。
手動でarchive_commandを変更すると、管理ツールからPITRが使えなくなるなるので変更しないでください。
注意
「全般」で設定した設定にもとづいて、バックアップを取得します。
アーカイブ化されていないトランザクションログを、強制的にアーカイブ化します。このことで、最新の状態へのリカバリが可能になります。
取得したバックアップからリカバリを行います。最後にバックアップを作成した日時より前の状態には復元できません。
リカバリをするためには、サーバを停止する必要があります。
注意
リカバリ中、現在のデータベースを自動的に退避します。 退避したものは、データベースクラスタのあるディレクトリの中に "(データベースクラスタのディレクトリ名).recovery.(タイムスタンプ)"の名前で保存されます。
退避したデータベースのデータファイルは自動的に削除されないので、 正常にリカバリができたら手動で削除してください。
リカバリを実行すると、ベースバックアップ作成後に変更した設定ファイル (postgresql.confなど)への変更は反映されません。手動でコピーする必要があります。
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