インストールとアンインストール
事前確認
Red Hat Enterprise Linux 7 / CentOS 7 / Amazon Linux 2 はあらかじめ EPEL レポジトリを追加しておく必要があります。レポジトリを追加する手順はこちらをご参照ください。
インストールの手順
インストール、アンインストールを行うには、ダウンロードした製品を展開してください。 なお、インストール、アンインストールは root ユーザで行う必要があります。
-
インストールスクリプトを実行します。
# sh (展開したPowerGresディレクトリ)/install.sh
-
使用許諾契約書の内容が表示されます。 よくお読みの上、同意される場合は「yes」と入力します。
Do you agree to the license terms (yes/no): yes
-
ライセンスキーを入力します。 ライセンスキーは箱に同梱されているライセンスキーを入力してください。
Please enter the license key (XXXX-XXXX-XXXX-XXXX): XXXX-XXXX-XXXX-XXXX
-
インストールが開始されます。 インストール時に postgres ユーザが存在しなければ、自動的に作成されます。
Installing packages for database server... ...(省略) Complete!
-
ライセンスキーがインストールされます。
Installing license key... Done.
-
最後に以下のメッセージが表示されれば、インストールは完了です。
PowerGres on Linux 15 installation completed.
-
/var/lib/pgsql/.pgsql_profileに以下の行を追加してください。(PowerGres インストール前に手動で作成した postgres ユーザで PowerGres のデータベースを実行・管理したい場合は~/.bash_profileに追加してください)
LD_LIBRARY_PATH=/opt/powergres15/lib:$LD_LIBRARY_PATH PATH=/opt/powergres15/bin:$PATH MANPATH=/opt/powergres15/share/man:$MANPATH export LD_LIBRARY_PATH PATH MANPATH
インストール後の構成
PowerGres のインストールが完了すると、以下の RPM パッケージがインストールされます。
- powergres15
-
クライアントプログラムとライブラリ
- powergres15-libs
-
クライアントから必要とされる共有ライブラリ
- powergres15-server
-
サーバを生成して起動するのに必要なプログラム
- powergres15-docs
-
ドキュメント (このマニュアルも /usr/share/doc/powergres15-docs-バージョン/manual ディレクトリにインストールされます)
- powergres15-contrib
-
コントリビュートされた追加モジュール
- powergres15-pwg_stat_snapshot
-
統計情報のスナップショットを取得するモジュール
- powergres15-pg_ivm
-
マテリアライズドビュー高速更新化モジュール
なおインストールされるパッケージは、Red Hat Enterprise Linux, CentOS, Rocky Linux, AlmaLinux, Amazon Linux 2 で共通となります。
以下のパッケージは自動的にインストールされません。
- powergres15-devel
-
開発向けヘッダファイルとライブラリ
- powergres15-llvmjit
-
JITコンパイルライブラリ
- powergres15-plperl
-
PL/Perl (Perl 手続き言語)
- powergres15-plpython
-
PL/Python (Python 手続き言語)
- powergres15-pltcl
-
PL/Tcl (Tcl 手続き言語)
- powergres15-test
-
テストスイート
上記のパッケージが必要な場合には手動でインストールしてください。
# cd (展開したPowerGresディレクトリ)/packages/(OSに対応したディレクトリ) # rpm -ivh (パッケージのファイル名) 準備中... ########################################### [100%] 1:(パッケージ名) ########################################### [100%]
OS に対応したディレクトリは以下のとおりです。
OS | ディレクトリ |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux 9 Rocky Linux 9 AlmaLinux 9 |
el9-x86_64 |
Red Hat Enterprise Linux 8 Rocky Linux 8 AlmaLinux 8 |
el8-x86_64 |
Red Hat Enterprise Linux 7 CentOS 7 |
el7-x86_64 |
Amazon Linux 2023 | amzn2023-x86_64 |
Amazon Linux 2 | amzn2-x86_64 |
RHEL 7 / CentOS 7 / Amazon Linux 2 の場合
powergres15-devel をインストールする場合は、あらかじめ EPEL レポジトリと SCL レポジトリを追加しておく必要があります。 各レポジトリを追加する手順はこちらをご参照ください。
インストール後のライセンスキー変更手順
インストール後にライセンスキーを変更することが可能です。
以下のコマンドを実行してください。
# echo xxxx-xxxx-xxxx-xxxx > /etc/sysconfig/powergres15/pwg_license_key.conf
アンインストールの手順
-
アンインストールスクリプトを実行します。
# sh (展開したPowerGresディレクトリ)/uninstall.sh
-
アンインストールを確認するメッセージが表示されるので、よろしければ「yes」と入力します。
Do you uninstall PowerGres on Linux 15 (yes/no): yes
-
アンインストールが開始されます。
Uninstalling packages... Done.
-
最後に以下のメッセージが表示されれば、アンインストールは完了です。
PowerGres on Linux 15 uninstallation completed.