項2.6 の問い合わせをもういちど参照してください。アプリケーションが主目的としているのは天候の記録と都市の所在場所の組合せ一覧を得ることですが、この組合せのリストを必要とするたびに特定の問い合わせを打ち込みたくはないですね。そこで結果を求める問い合わせにたいしてビューを作成し、名前をつけると通常のテーブル参照のように結果を入手できるようになります。
CREATE VIEW myview AS SELECT city, temp_lo, temp_hi, prcp, date, location FROM weather, cities WHERE city = name; SELECT * FROM myview;
SQL データベースを設計する上で押さえておかなければならないのはビューを自由に使えるようにするという項目です。ビューはテーブル構造の詳細をカプセル化しますので、アプリケーションによる更新がテーブル構造を変えたとしても一貫したインタフェースを保てます。
ビューは実テーブルが使用できるのであればほとんどの場合で使えます。とはいってもビューに対するビューの作成は一般的ではありません。