PostgreSQL Plus リファレンス

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第2章 サーバアプリケーション

2.1 pgx_dmpall

■Name

pgx_dmpall - データベーススペースおよび各種設定ファイルのバックアップ

■Synopsis

pgx_dmpall [-D datadir][-c]

■説明

データベーススペースおよび各種設定ファイルのバックアップを行います。
pgx_dmpallは、定期的に行うバックアップ運用向けのコマンドです。
pgx_dmpallは、PostgreSQL Plusのデータベーススペースおよび各種設定ファイルを、セットアップ時に指定したバックアップディレクトリ配下にバックアップを行います。
また、pgx_dmpallはデータベーススペースのバックアップにともない、不要となったアーカイブログファイルを自動的に破棄します。

■オプション

pgx_dmpallは以下のコマンドライン引数を受け付けます。

◆-D datadir

インスタンスを格納するディレクトリを指定します。
ディレクトリ名に指定できる長さは、100バイトまでです。
省略時は、環境変数 PGDATA が有効となります。

◆-c

各種設定ファイルのみを退避します。データベーススペースと各種設定ファイルの両方をバックアップする場合には、本オプションを指定しないでください。

■環境

◆PGDATA

インスタンスを格納するディレクトリを指定します。-Dオプションを使用して上書きすることができます。

■診断

0：正常終了
0以外：異常終了

■注釈

pgx_dmpall実行時には、以下の注意が必要です。

• PostgreSQL Plusが起動されている必要があります。
• データベーススペースに含まれるすべてのデータがアクセス可能な状態で実行してください。
• データベーススペースの復旧ができなくなる可能性があるため、バックアップディレクトリに格納されているファイルを更新、削除しないでください。また、バックアップディレクトリにはほかのファイルを格納しないでください。

このコマンドを実行する場合、インスタンス管理者用ユーザで実行してください。

■例

以下の例では、データベーススペースをバックアップし、不要になったアーカイブログファイルを破棄します。

> pgx_dmpall

$ pgx_dmpall

■関連項目

pgx_rcvall(1), PostgreSQL Plus管理者ガイド

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