PostgreSQL Plus 管理者ガイド |
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データ量の増加、トランザクション量の増加、ユーザ数の増加などにより、業務の規模が大きくなるほどデータベースシステムにかかる負荷は高くなっていきます。
PostgreSQL Plusの拡張ストレージ管理機能は、データベースに対し、ユーザ数やトランザクション量が増加しても高速処理を実現する機能を備えています。
PostgreSQL Plusは高性能を実現するため、パイプラインコントロール、およびダイレクトパス機能を備えています。
パイプラインコントロールは、データベースの創成、再編成、バックアップ、リカバリ処理で、データベースの読み書き、変換等の処理をそれぞれ並行に実行する機能です。
ダイレクトパスは、物理フォーマットに適した単位の読み書きを実施して、I/O性能を最大限に引き出します。
PostgreSQL Plusは、トランザクションの同時実行性を特性として最大限に活用しています。
しかし、同時実行性にはトランザクションの量が増加すると、内部の各処理を並行に動作させることができないという問題があります。そこで、この問題を解決するために、PostgreSQL Plus独自のステルスシンク制御によって、ディスクへの書き込みを自動的に最適なタイミングで実行します。このため、トランザクションの量が増加しても、安定したレスポンスを提供することができます。この効果によって、大量のトランザクションでも優れたスケーラビリティを発揮して処理時間を大幅に短縮し、同時実行性の効果をさらに引き上げます。
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