pgtcl コマンドを使用する前に、Tcl アプリケーションに libpgtcl をロードしなければなりません。 通常 Tcl load コマンドを使用して行われます。 以下に例を示します。
load libpgtcl[info sharedlibextension]
info sharedlibextension の使用は、プログラムに .so や .sl をプログラムに直接記述したい場合に推奨されます。
システムの動的ローダが libpgtcl 共有ライブラリファイルの検索場所が判っていない限り、load コマンドは失敗します。 ldconfig や、LD_LIBRARY_PATH 環境変数の設定、もしくは、プラットフォームに合った同等の何らかの機能を使用して、動作させる必要がある場合があります。 より詳細は PostgreSQL のインストール手順を参照して下さい。
libpgtcl は当然、libpq に依存しています。 ですから、動的ローダは必ず libpq 共有ライブラリも検索できなければなりません。 実際これはあまり問題になりません。 通常、これらの共有ライブラリはどちらも同じディレクトリにあるからです。 しかし、設定によっては障害物になる場合があります。
アプリケーションで、単独の実行形式ファイルを使用したいのであれば、libpgtcl を静的に実行形式ファイルに組み込むことを選ぶことができます。 これにより、loadコマンドを使用する必要がなくなり、動的リンクに潜在する問題を回避することができます。 例えば pgtclsh のソースコードを参照して下さい。