pg_aggregate には集約関数の情報が格納されています。集約関数とは、値の集合(多くの場合は問い合わせ条件に該当する各行の一つの列)にある操作を行い、その操作で得た 1 つの値を返します。集約関数の代表的なものは sum、count、そして max です。 pg_aggregate 内の各エントリは、pg_proc 内のエントリの拡張です。 pg_proc エントリには、集約の名前、入力 / 出力データ型、および通常の関数と類似する他の情報が含まれています。
Table 3-2. pg_aggregate の列
名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
---|---|---|---|
aggfnoid | regproc | pg_proc.oid | 集約関数の pg_proc OID |
aggtransfn | regproc | pg_proc.oid | 遷移関数 |
aggfinalfn | regproc | pg_proc.oid | 最終関数(何もない場合は 0) |
aggtranstype | oid | pg_type.oid | 集約関数の内部遷移(状態)データの型 |
agginitval | text | 遷移状態の初期値。内部文字列表現での初期値を持ったテキストフィールド。フィールドが NULL 値の場合、推移状態は NULL 値で始まる。 |
新しい集約関数は CREATE AGGREGATE コマンドを使って登録されます。集約関数の書き方や遷移関数の説明などの詳細はプログラマガイドを参照してください。