PostgreSQL Plus V1.0L10 管理者ガイド
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上へ第2章 PostgreSQL Plusの運用までの流れ

2.3 PostgreSQLからの移行

ここでは、PostgreSQLから移行する場合について説明します。

■PostgreSQLからの移

PostgreSQLからPostgreSQL Plusへ移行する場合の手順について説明します。
PostgreSQLからPostgreSQL Plusへの移行は、従来のPostgreSQLのバージョンアップと同様の手順で行います。

代表的な手順を以下に示します。

  1. バックアップ
    PostgreSQLで、PostgreSQLのデータベース資源をバックアップします。
    > pg_dumpall > backupfile
  2. インストール
    PostgreSQL Plusをインストールします。詳細は、PostgreSQL Plusの“README”を参照してください。
  3. データベースの定義
    PostgreSQL Plus Administratorを利用して、データベースを定義します。
    データベースの定義方法の詳細については、“2.1.6 データベースの定義”を参照してください。
  4. リストア
    1.でバックアップしたデータベース資源を、PostgreSQL Plusでリストアします。
    なお、3.でデータベースを定義するため、リストアが行うデータベースの定義が失敗しますが(注)、リストアは継続するので問題はありません。
    注)以下のエラーメッセージが出力されます。
        ERROR:  CREATE DATABASE: database "database name" already exists
    > psql -f backupfile template1

    image
    移行するデータ量が多い場合は、高速コピー機能を利用してリストアしてください。高速コピー機能を利用してリストアするためには、バックアップファイルに記載されているすべての\connectの直後に、ENABLE_DIRECT_COPYパラメタを指定します。バックアップファイルの編集が困難な場合は、インスタンスを格納するディレクトリ配下のpostgresql.confにenable_direct_copyパラメタを指定し、インスタンスの再起動後にリストアしてください。移行完了後は、enable_direct_copyパラメタを削除してインスタンスを再起動してください。

    ■バックアップファイルの記述例
    \connect user_db1
    set ENABLE_DIRECT_COPY = ON ;(←追加)
    :
    \connect user_db2
    set ENABLE_DIRECT_COPY = ON ;(←追加)

高速コピー機能、およびENABLE_DIRECT_COPYパラメタの詳細については、“2.1.8 データのロード”を参照してください。


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