SQL 実行履歴

pg_stat_statements による実行した SQL の統計情報の参照を行います。

これらの作業を行うためにはメインメニューから「SQL 実行履歴」を選択します。

設定

pg_stat_statements に関する設定を行います。

  1. タブから設定カテゴリを選択します。

  2. パラメータの設定を行います。

    • サーバ起動時に pg_stat_statements をロードするかどうかを選択します。

      pg_stat_statements のインストール、アンインストールはここでは行いません。 また pg_stat_statements がロードされていない場合は「表示」画面での履歴の参照はできません。

    • 履歴に残す SQL の最大数を入力します。

      履歴がこの数を超えた場合は実行回数の少ない SQL から順に削除されます。 未入力の場合はデフォルトで 1000 が設定されます。

    • 履歴に残す SQL のパターンを選択します。

      top」はクライアントが直接発行した SQL のみ履歴に残します。 「all」は関数内から呼ばれたものを含むすべての SQL を履歴に残します。 「none」は SQL を履歴に残しません。

    • サーバ終了時に履歴をファイルに保存するかどうかを選択します。

      on」はサーバ終了時に履歴を保存します。 次回サーバ起動時に履歴を再読み込みします。 「off」はサーバ終了時に履歴は失われます。

  3. 「適用」ボタンをクリックします。

  4. 更新はすぐには反映されません。 「サービス」メニューから「サービスを再起動」、もしくは「設定を再読み込み」を実行してください。

    なお、更新内容を反映させるのに、「サービスを再起動」、「設定を再読み込み」のどちらが必要であるかはパラメータによって異なります。

表示

pg_stat_statements ビューを表示して SQL 実行履歴を参照します。

  1. タブから表示カテゴリを選択します。

  2. 記録されている SQL 実行履歴が表示されます。

ヒント

表の各項目をクリックするとその項目順に SQL 実行履歴がソートされます。 初期表示は総処理時間でソートされています。

注意

pg_stat_statements モジュールをロードしていない場合は SQL 実行履歴が表示されません。 また同様に pg_stat_statements モジュールがインストールされていない場合も表示されません。

表示を更新

  1. SQL 実行履歴の表示を更新するには「表示を更新」ボタンをクリックします。

  2. SQL 実行履歴の表示が更新されます。

    pg_stat_statements がインストールされていない場合はインストールを行うかどうかの確認ダイアログが表示されます。

    キャンセルを選択した場合は SQL 実行履歴が表示されません。

履歴を初期化

  1. SQL 実行履歴を初期化するには「履歴を初期化」ボタンをクリックします。

  2. SQL 実行履歴が初期化されます。

ヒント

履歴の初期化完了後に SQL 実行履歴が数行残りますが、これは初期化処理など、管理ツールから実行された SQL です。

アンインストール

pg_stat_statements のアンインストールを行います。

  1. 「SQL 実行履歴」メニューの「設定」タブを選択します。

  2. 「pg_stat_statements モジュールをロードする」からチェックを外し、「適用」ボタンをクリックします。

  3. 「サービス」メニューから「サービスを再起動」を実行します。

  4. 「その他ツール」メニューから psql を起動します。

  5. psql コマンドラインより、以下を実行します。

    =# DROP EXTENSION pg_stat_statements;
    DROP EXTENSION