PostgreSQL Plus アップデート情報
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第3章 旧バージョンからの改善

旧バージョンで不足していた機能や問題点を改善しました。

■PostgreSQL Plus Setupの自動起動

インストール作業の延長で、PostgreSQL Plus Setupが自動的に起動されるようになりました。これに伴い、旧バージョンではPostgreSQL Plus Setupを起動したユーザがインスタンス管理者として登録されていましたが、本バージョンでは、【インスタンスの作成(1/3)】画面でインスタンス管理者名を指定できるようになりました。

■PostgreSQL Plus Removerの追加

旧バージョンでは、インスタンスに関係するファイルをユーザが削除する必要がありましたが、本バージョンでは、PostgreSQL Plus Removerを使用してインスタンスを削除することができるようになりました。

インスタンスの再作成は、PostgreSQL Plus Removerでインスタンスを削除したあと、PostgreSQL Plus Setupで再作成する手順になりました。

■PostgreSQL Plus Administratorによる復旧機能の追加

データベース格納ディスクの復旧機能が、本バージョンで追加されました。これに伴い、【バックアップの設定】画面に存在した「バックアップディレクトリの変更(バックアップディレクトリの復旧)」機能は、【インスタンスの復旧】画面の「ディスクの復旧」機能に移動しました。

■ソートメモリ量の最大値の最適化

ソートメモリ量の最大値が、実装メモリ量と他のパラメタの設定に応じた値に設定されるようになりました。旧バージョンでは、動作に問題がでるような大きな値が設定できましたが、本バージョンからは動作に問題が出ないようにソートメモリ量の入力値に対してチェックが行われるようになりました。

■バックアップを促す機能の廃止

旧バージョンでは、アーカイブログの残量が少なくなった場合に、運用が停止しないようにするためにバックアップを促す機能が存在しました。しかし、本バージョンでは、アーカイブログを廃止し、ログの使用領域が自動的に拡張されるように変更したため、本機能は不要になりました。


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