PostgreSQL Plus アップデート情報 |
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本バージョンでは、PostgreSQLとの互換性を向上させました。
以下に、変更となった事項について説明します。
旧バージョンでは、アーカイブログファイル、テンポラリログファイル、およびデータベーススペースの単位で、データベースのディスクの使用領域や、アクセス禁止の状態を管理していました。本バージョンから、アーカイブログファイル、テンポラリログファイル、およびデータベーススペースを廃止し、データベースのディスクの使用領域をディスク単位で管理します。また、このようにすることで、アクセス禁止の状態は不要になりました。
これらの変更により、柔軟かつ簡単に、運用設計や保守ができるようになりました。
これに伴い、以下の機能を廃止します。
なお、上記のシステムカタログで取得していた情報は、PostgreSQLのシステムカタログ、または、情報スキーマから取得することができます。取得方法についてはPostgreSQLのマニュアルを参照してください。
高速COPY機能の制限が解除され、高速COPYに失敗してもロールバックができるようになりました。また、トランザクションブロック内(BEGINコマンドとCOMMITコマンドの間)でも、高速COPY機能を実行することができるようになりました。これにより、高速COPY機能を実行する前に、バックアップを取得する必要がなくなりました。
PostgreSQLと互換のメモリ管理を採用したことにより、旧バージョンの「データベースのバッファサイズ」は「共用メモリバッファのサイズ」(PostgreSQLのshared_buffersパラメータ)に変更されました。共用メモリバッファのサイズを初期値から変更する場合は、PostgreSQL 8.2文書を参照してください。
バックアップ機能およびリカバリ機能を、PostgreSQLと互換性のある方法で実現しました。これにより、最大接続数の初期値、最小値、最大値が変更になります。
最大接続数の初期値、最小値、最大値は、バックアップ機能およびリカバリ機能で使用するコネクションを増やした値(初期値34、最小値6、最大値130)になります。
最大接続数を変更する場合は、2つのコネクション数の増加を考慮した上で設定を変更してください。なお、最大接続数に6以下を設定していた場合は、PostgreSQL Plus Administratorで最大接続数を変更するときに6が設定されます。
PostgreSQLとの互換性の向上により、以下の項目の制限が解除されました。
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