DROP TABLE

名前

DROP TABLE -- テーブルを削除する

概要

DROP TABLE [ IF EXISTS ] name [, ...] [ CASCADE | RESTRICT ]

説明

DROP TABLEはデータベースからテーブルを削除します。 テーブルを削除できるのは、その所有者のみです。 テーブルを削除するのではなく、テーブルの行を空にするには、DELETEまたはTRUNCATEを使用してください。

DROP TABLEは、削除対象のテーブル内に存在するインデックス、ルール、トリガ、制約を全て削除します。 しかし、ビューや他のテーブルから外部キー制約によって参照されているテーブルを削除するにはCASCADEを指定する必要があります (CASCADEを指定すると、テーブルに依存するビューは完全に削除されます。しかし、外部キー制約によって参照されている場合は、外部キー制約のみが削除され、その外部キーを持つテーブルそのものは削除されません)。

パラメータ

IF EXISTS

テーブルが存在しない場合でもエラーになりません。 この場合、注意メッセージが発行されます。

name

削除するテーブルの名前です(スキーマ修飾名も可)。

CASCADE

削除するテーブルに依存しているオブジェクト(ビューなど)を自動的に削除します。

RESTRICT

依存しているオブジェクトがある場合に、テーブルの削除を拒否します。 こちらがデフォルトです。

2つのテーブル、filmsdistributorsを削除します。

DROP TABLE films, distributors;

互換性

標準では1コマンドで1テーブルのみを削除できるという点を除き、および、PostgreSQLの拡張であるIF EXISTSオプションを除き、このコマンドは標準SQLに従います。

関連項目

ALTER TABLE, CREATE TABLE