PostgreSQL Plus 管理者ガイド |
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第1章 PostgreSQL Plusとは | > 1.2 PostgreSQL Plusの特長 |
データベースを利用したシステムでは、ディスク障害や、誤操作によるデータ破損などの危険を避けられません。このようなトラブルが発生しても利用者に多大な損害を与えず、破壊されたデータベースを確実に復旧できることが、データベースシステムに求められる要件です。
PostgreSQL Plusでは、これらの要件に柔軟に対応したリカバリ機能を提供します。
メディアリカバリおよびポイントインタイムリカバリは、PostgreSQL Plusが提供するGUIツール“PostgreSQL Plus Administrator”、または、サーバアプリケーションのコマンドから実行します。
メディアリカバリでは、ディスク障害が発生した場合に、障害発生直前の状態へデータを復旧することができます。
PostgreSQL Plusでは、PostgreSQLと同様にデータベースを復旧するために、データの追加・削除などのデータベース更新操作の履歴を更新ログとして蓄積しています。
PostgreSQLでは、障害が発生しても、バックアップデータとバックアップ実行後の更新ログから、データベースを復旧することができます。
ただし、ディスク障害が発生した場合に、更新ログの配置状態によっては、データベースを復旧することができません。
PostgreSQL Plusでは、バックアップ実行後の更新ログを、データベース格納ディスクとバックアップ格納ディスクに二重化して保持しています。このため、一方のディスクに障害が発生した場合にも、もう一方のディスクのデータを使用して、データベースを最新状態に復旧することができます。
ポイントインタイムリカバリでは、誤操作などにより更新されてしまったデータベースを、誤操作前のデータベースを復旧したい任意の日時を指定して、データを復旧することができます。
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