PostgreSQL Plus 管理者ガイド
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用語集

ここでは、PostgreSQL Plusで使用されている用語を説明します。


 

B-Tree構造

インデックスに対する格納構造です。インデックス部とデータ部から構成されます。インデックス部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値をもち、データ部のページを管理します。データ部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値からなるデータをもちます。


 

initlocation

PostgreSQLのデータベースを作成し、ディレクトリを初期化するコマンドです。


 

PostgreSQL Plus Administrator

インスタンスの起動・停止、セションの状態確認や、データを格納する領域の管理など、運用操作や環境のチューニングを行う、PostgreSQL PlusのGUIツールです。


 

PostgreSQL Plus Setup

PostgreSQL Plusのインストールからセットアップまでの動作環境を設定するGUIツールです。


 

psql

PostgreSQLのSQLインタプリタです。psqlは、直接PostgreSQLサーバと通信し、対話形式、またはシェルスクリプトからバッチ形式で実行できます。


 

アーカイブログ

データベース破壊などの障害が発生した場合、そのデータベースを障害が発生する前の状態に復旧するときに使用するログです。


 

アーカイブログファイル

データベースのログデータが格納されるファイルのことです。アーカイブログファイルは、複数作成できます。データベースを更新すると、PostgreSQL Plusはアーカイブログファイルにログデータを書き出します。アーカイブログファイルが満杯となると、他のアーカイブログファイルに切り換えます。


 

インスタンス

PostgreSQL Plusを運用するために必要な資源、異常時の復旧に必要な資源のことです。デフォルトデータベーススペース、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル、データベーススペース、バックアップデータなどの総称です。


 

インデックス

表のデータの検索効率を高めるためのキーデータです。


 

インデックス定義

表のどの列に対してインデックスを作成するかを定義します。データ操作効率を向上させるためには、検索頻度の高い列に対してインデックスが必要です。


 

オートコミット

トランザクションの中でのデータ操作が、自動的にデータベースに反映されることです。


 

オンラインバックアップ

システムを停止することなくバックアップすることをいいます。PostgreSQL Plusは、オンラインバックアップをサポートしています。


 

拡張ストレージ管理

PostgreSQLのデータベースサーバとデータベースの間に位置し、PostgreSQLを拡張したPostgreSQL Plus固有の機能をいいます。PostgreSQL Plusは、PostgreSQLの機能や操作性をそのまま継承しつつ、拡張ストレージ管理を組み込むことによって、PostgreSQL Plusの高信頼性、高性能、運用性の向上などを実現しています。


 

隔離レベル

あるトランザクションと別のトランザクションとの分離する程度のことです。
あるトランザクションの中で、別のトランザクションが更新したデータを、どの程度参照できるようにするかを設定します。


 

システムカタログ

リレーショナルデータベースの管理システムが、テーブルや列の情報などの概要と内部的な情報を格納する場所です。


 

セション

アプリケーションが最初にPostgreSQL Plusをアクセスした時から終了までの単位をいいます。最初のCONNECTコマンドから最後のDISCONNECTコマンドまでが1回のセションとなります。


 

データベースクラスタ

PostgreSQLのデータベースを作成するフレームワークで、ディスク上のデータベース格納領域のことです。


 

データベーススペース

表やインデックスを格納する領域のことです。


 

テンポラリログ

データベースの更新履歴が収集されるログです。更新履歴には、データの更新前の情報と更新後の情報があり、トランザクションのロールバックなどに使用されます。


 

トランザクション

関連する複数の処理を1つの処理単位としてまとめたものです。
金融機関のコンピュータシステムにおける入出金処理のように、一連の作業を全体として1つの処理として管理するために用います。


 

トリガ

SQLである表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させて、ほかの表のデータ操作(挿入)を行う機構です。


 

バッファ

データベースにアクセスするための領域です。バッファは、複数の応用プログラムでデータを共用できるため、応用プログラム間で同時にデータベースにアクセスしても、データの入出力回数を減少させることができます。


 

データを行と列とで構成したものです。リレーショナルデータベースは、二次元の表で表現しています。


 

ポート番号

ネットワーク上の、サーバとクライアントの対応関係を表す番号です。


 

メッセージロケール

メッセージを表示するための言語です。


 

メディアリカバリ

バックアップデータとアーカイブログを利用し、障害などによって破損したデータベースを最新の状態にまで復旧する機能です。


 

ラージオブジェクト

ユーザデータに対して、ストリーム様式のアクセスを提供する機能です。ラージオブジェクト構造と呼ばれる特別な構造にユーザデータを格納し、専用のインタフェースを用いてアクセスを行います。
全体を簡単に操作するには巨大すぎるデータを操作する場合、ストリーム様式のアクセスが有用です。


 

ロールバック

トランザクションが失敗した場合、変更があったデータをトランザクション開始前の状態に戻すことです。


 

ログをアーカイブする

データベースの更新内容を記録することです。バックアップを取得してからの更新内容の差分を累積して記録します。
PostgreSQL Plusでは、アーカイブしたログと、連携したバックアップ機能を提供することで媒体障害からの最新復旧を実現しています。


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