PostgreSQL Plus 管理者ガイド
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第2章 PostgreSQL Plusの運用までの流れ> 2.1 セットアップ手順> 2.1.9 アプリケーションの実行

2.1.9.1 クライアント認証情報の設定

アプリケーションを実行する場合、リモートからのTCP/IP接続時には認証を行いますが、ローカルマシンからのTCP/IPでの接続時には、認証を行いません。また、ローカルマシンへのUnixドメインソケットでの接続は、インスタンス管理者“postgres”のみ実行可能です。

ローカルマシン上のアプリケーションの実行でも認証を行いたい場合は、インスタンスを格納するディレクトリにあるpg_hba.confを、以下のように変更してください。ローカルマシンへのTCP/IP接続時に、認証を行います。

通常時のpg_hba.conf

TYPE  DATABASE USER       IP-ADDRESS  IP-MASK          METHOD
local   all    postgres                                trust    (1)
host    all    all        127.0.0.1   255.255.255.255  trust    (2)
host    all    all        0.0.0.0     0.0.0.0          md5      (3)

(1)ローカルマシンへのUnixドメインソケットでの接続は、インスタンス管理者“postgres”のみ実行可能です。
(2)ローカルマシンからのTCP/IP接続時には、認証を行いません。
(3)リモートからのTCP/IP接続時には認証を行います。

変更後のpg_hba.conf

TYPE  DATABASE USER       IP-ADDRESS  IP-MASK          METHOD
local   all    postgres                                trust
host    all    all        127.0.0.1   255.255.255.255  md5      (4)
host    all    all        0.0.0.0     0.0.0.0          md5

(4)ローカルマシンからのTCP/IP接続時にも認証を行います。

上記の設定に変更するとPostgreSQL Plus Administrator使用時に、インスタンス管理者としてのデータベースへの接続時に認証を行います。

また、ローカルマシンへのUnixドメインソケットでの接続の設定(1)は、PostgreSQL Plus Administrator が使用しているので変更しないでください。詳細は、“PostgreSQL 文書”の“III.サーバの管理 − 19章クライアント認証”を参照してください。


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