PostgreSQL Plus 管理者ガイド |
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PostgreSQL Plusでは、PostgreSQLと同様、各種プログラムインタフェースを使用してアプリケーションを実行することができます。
PostgreSQL Plusから提供されるライブラリを使用したアプリケーションを実行する場合は、以下のように環境変数LD_LIBRARY_PATHを設定する必要があります。
■sh、bashの場合
$ LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/pgsqlplus/lib:$LD_LIBRARY_PATH ; export LD_LIBRARY_PATH |
■csh、tcshの場合
% setenv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/pgsqlplus/lib:$LD_LIBRARY_PATH |
PostgreSQL Plusから提供されるJDBCドライバを使用する場合は、環境変数CLASSPATHの設定が必要です。詳細は、“JDBCドライバユーザーズガイド”を参照してください。
アプリケーションを実行する場合、リモートからのTCP/IP接続時には認証を行いますが、ローカルマシンからのTCP/IPでの接続時には、認証を行いません。また、ローカルマシンへのUnixドメインソケットでの接続は、インスタンス管理者“postgres”のみ実行可能です。
ローカルマシン上のアプリケーションの実行でも認証を行いたい場合は、インスタンスを格納するディレクトリにあるpg_hba.confを、以下のように変更してください。ローカルマシンへのTCP/IP接続時に、認証を行います。
通常時のpg_hba.conf
TYPE DATABASE USER IP-ADDRESS IP-MASK METHOD local all postgres trust (1) host all all 127.0.0.1 255.255.255.255 trust (2) host all all 0.0.0.0 0.0.0.0 password (3) |
(1)ローカルマシンへのUnixドメインソケットでの接続は、インスタンス管理者“postgres”のみ実行可能です。
(2)ローカルマシンからのTCP/IP接続時には、認証を行いません。
(3)リモートからのTCP/IP接続時には認証を行います。
変更後のpg_hba.conf
TYPE DATABASE USER IP-ADDRESS IP-MASK METHOD local all postgres trust host all all 127.0.0.1 255.255.255.255 password (4) host all all 0.0.0.0 0.0.0.0 password |
(4)ローカルマシンからのTCP/IP接続時にも認証を行います。
上記の設定に変更するとPostgreSQL Plus Administrator使用時に、インスタンス管理者としてのデータベースへの接続時に認証を行います。
また、ローカルマシンへのUnixドメインソケットでの接続の設定(1)は、PostgreSQL Plus Administrator が使用しているので変更しないでください。詳細は、“PostgreSQL 文書”の“III.サーバの管理 − 19章クライアント認証”を参照してください。
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