はじめに

1. 本書の構成

本書は PostgreSQL アプリケーションプログラマを対象としています。 本書は 3 つの部分から構成されています。

第 1 部では、PostgreSQL に付属しているクライアントプログラミングインタフェースについて説明します。 各章で内容が独立しているので、別々に読むことができます。 クライアントプログラムには、この他にも様々なプログラミングインタフェースがありますが、これらのインタフェースは独自の資料とともに個別に配布されいますのでご注意ください。 本書の第 1 部を読むためには、データベースの操作や問い合わせを行うための SQL コマンドに精通し ており (PostgreSQL 7.3 ユーザガイド を参照) 、またインタフェースが使用するプログラミング言語にも慣れ親しんでいることが必要です。

本書の第 2 部では、ユーザ定義関数、データ型、トリガなどを使用してサーバ機能を拡張する方法について説明します。 これらの高度なトピックには、PostgreSQL に関する他の資料をすべて理解してから取り組むことをお勧めします。

本書の第 3 部では、サーバ側のプログラミング言語について説明します。 この情報は、第 2 部と関連しており、第 2 部の少なくとも最初の何章かを読んだ方に対してのみ有益な内容となっています。

本書の内容は PostgreSQL 7.3.2 にのみ適用されます。 他のバージョンに関する情報については、それぞれのリリースに付属している資料を参照してください。