PowerGres V6 は、PostgreSQL の最新バージョン 8.3 をベースとしています。
この PostgreSQL 8.3 では、更新性能の飛躍的な向上など、多くの機能追加や性能改善が行なわれています。

• 性能
  • 更新性能の改善

    Heap-Only Tuples (HOT) によって、更新(UPDATE) の結果 不要になった領域を効果的に再利用するようになりました。
    これによって、VACUUM を行なう必要性が減り、テーブルやインデックスの肥大化を防ぐことができるようになります。

  • 同期スキャンの高速化

    テーブルを頭からシーケンシャルスキャンする際に、バッファキャッシュにキャッシュされているブロックを利用するようになりました。
    これによって、複数セッションで同処理が行なわれても、キャッシュヒット率の低下を防ぐことができるようになります。

  • 特定の SQL の高速化

    Web アプリによく使われる ORDER BY LIMIT 句を含む SELECT が、格段に高速化しました。


• 管理機能
  • autovacuum 機能の改善

    デフォルトで稼働するようになり、また、複数プロセスで動作するようになりました。

• SQL 機能
  • 更新可能カーソル
  • 多くの特殊文字 (JIS2004) に対応
  • 全文検索機能をデータベースシステム本体に統合
  • SQL 2003 の XML 対応に準拠（一部プラットフォームに限る）

PostgreSQL 8.3 における変更点はこれだけではありません。 詳細については PostgreSQL 8.3 に関する技術情報 をご覧ください。

※ 掲載データは、弊社による検証、および SRA OSS セミナー資料 の引用です。